本年の一冊目! | おせんのブログ

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もみじ昨年の秋に、地域の図書ボランティアで

本の買い出しに行ったとき、

紀玉オバサンが選んだ一冊


本3


レコードのジャケ買いではないが、この本の帯に

紀玉オバサンが大好きな「西加奈子」氏が

この作品を絶賛されてたので思わず選んでしまったビックリマーク


本1

「HHhH」

作品名をどう読んでも(何語でも)いいらしいが

著者がフランスの方なので「アッシュアッシュアッシュアッシュ」と

呼びたい、


「Himmlers Hirn heiβt Heydrich」

(ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる)が

直訳らしい、

でもヒムラーとヒトラーとハイドリヒとも

読めるのかもしれない、


本2



読み始めは内容がよく掴めず、読むのをやめようかと

思ったが、ナチスのあまりの酷さに震撼しながら

読み進んだビックリマーク


そしてチェコ人のクビシュとスロヴァキア人のガブチークが

類人猿作戦(暗殺計画)として、ナチの高官ハイドリヒが

乗るオープンカーの前と後ろに立ったときには、

自分も本の中にいた、

「頼むから殺してくれビックリマーク

「頼むから死んでくれビックリマーク」と心が叫んだ!!



この作品はノンフィクションとかドキュメンタリーという

言葉にしたくないほど、作者のローラン・ビネ氏が、

その場所や人物を分析し「こうであったろう」と

史実に忠実に書かれたものだと思う。

一点の曇りもないピュアな作品のように感じる。


こんな残酷で残虐なことがあってから

まだ70年しかたっていない、


同じ人間がやったこととして、

全ての人間が背負っていくべきことと思った、


                紀玉