すごく久しぶりに映画館で映画を観ました。
主題歌に導かれて。
藤井風さん「満ちていく」
このMVが なんか 自分がおかしな情緒になってしまうので 怖くて
まだ2回しか 観れてないです。
なんの涙かわからない涙がドードーと出てしまうのです。
3回目に観たとき、平常心でいられるのか わからないので、3回目をなかなか観ることができないでいます。
そんな状況で、映画館に行きました。
以下ネタバレがあるかもです。
これから映画を観る予定の方はここまでで閉じてください。
その藤井風さんの「満ちていく」のMVを撮影した監督の作品、ということで
ものすごーーーーーく期待していました。
また、藤井風アプリで、藤井風さんのマネージャーのずっずさんのブログに、
仮の段階の映画を試写して、ずっずさんが大号泣したとありました。
だからわたしは、泣く気満々で、しっかりと手ぬぐいを手元に用意し、周りに人がいない席を選び、観始めました。
結果。
藤井風さんのMVで充分だった。
(この映画、いいと思ってる人も 以下、読まない方がいいかも)
以下、上甲の 勝手なツッコミポイント。
・二人暮らしの父親が溺愛を超えて、病的に近親相姦気味であると、わかっているだろうに、彼氏を家に連れていく。彼氏が暗室に入ったら、その秘密が明らかにバレてしまうのに、狼狽えない不思議。あのヤバい父親が、娘の海外行きを許すわけがなかろう。
・その父が写真を撮る。その娘も写真を撮る。他人(わたし)が感じる嫌悪はそこには、ないのか。
・でもだからこそ「表現」の必要性に迫られたのかな
・さすがに、佐藤健の大学生役は、やや無理があるような。
・娘が不治の病に冒されて、その父はどうしたのか? 海外に行くことを許したのか?
・4月生まれなのに、「弥生」。
・弥生の妹は、パチンコ店で働いている。姉のことをよく理解しているよう。
・仲野太賀は役作りのために、太ったのかな?
・弥生も病に? ホスピスに行ったのは、自分が入るためかと思ったら、働いてた。
・病気とか死とかを抜きで、この世界観を、描けないものか。
(ツッコミポイント もっとあった気がするけど忘れてしまった)
なんだろう?
もしかしたら、原作を読んだら、この違和感はないのかもしれない。
映像化するにあたって、抜け落ちた部分があるのかもしれない。
『四月になれば彼女は』(川村元気 文春文庫)
ただ美しい映像を観せられた、という印象は残る。
ラスト、藤井風さんの主題歌が流れ、エンドロールが流れる中、早々にスマホの画面を光らせるおじさんがいて、興醒めだった。
あとちょっと我慢しろよ、と。
それにしても、よくぞ、この程度の映画で、あんな名曲を生み出したもんだと思う。
すごいよ、fujiikaze。
こんなワードは映画の中には登場していないと思う。
「手を放す、軽くなる、満ちてゆく」
愛した人が、自分のもとを理不尽に去り、愛することが怖くなり
愛した人を、選ばなかった 選べなかったことを 悔い
愛した自分に 会いにいき
愛した人を ずっと愛し続けるために 手に入れない
そんな あの人たちを
藤井風さんは 歌う
「手をはなす 軽くなる 満ちていく」と。
6分で描く世界と
100分で描く世界と。
どっちがいいとか比べるもんじゃないだろうけど。
藤井風さんの MVが いい。
以上。
3回目。観ようかな。
こちらに、藤井風さんと原作者の川村元気さんの対談ありました。
教会で、1時間くらいで、できちゃった曲 なんですね。
神がかってる。
https://4gatsu-movie.toho.co.jp/talk.html
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