2024年3月6日
「ジオパークっぽい絵本を持ってきて」と
なんの説明もなくむちゃぶりする 読み聞かせボランティア入門講座 でした。
「ジオっぽい絵本?」
「ジオパークっぽい絵本?」
「ってそもそも、ジオってなんだ?」
皆さん、あれこれ事前に考えてくださったんだな〜と
むちゃぶりしておきながら、ほー。へー。なるほどー。と
皆さんの持参してくれた絵本をメモメモ。
今回は、2時間の中で、読み聞かせボランティアさん向けの本当に基本的なお話と、科学絵本やジオパーク絵本についてのお話、という盛りだくさんの内容でした。
ご参加くださった方は、読み聞かせはやったことがない、という方も、何年もやってます、というベテランの方も、なんなら図書館関係者や、その筋の人も。(←どの筋)
めんぼーくん!
めっちゃプレッシャーを感じつつ、プレッシャーがある方が燃えるという修行体質なのか、2時間、駆け抜けました。
わたしは今回、自分なりに「ジオっぽい絵本」「ジオパークっぽい絵本」をかなり探して読みました。
そういう目線で絵本を見渡すと、意外に「あ。これも」「これも」と
ジオの守備範囲広いことに気づきました。
自分の住んでいるこの下の大地に思い巡らす、というのもなんだか、時間の感覚がグイーーーーーーーーーんと引き伸ばされるような感じがして、不思議でした。
だって、動いてるんですよ。
島だったのに、こっちにやってきて、ぶつかって押されて、海だったところが山になってる。
今回は、科学絵本だけで、読み聞かせボランティア入門講座をやってみる、
そこにジオ的要素を入れるという、初めての挑戦でした。
どうなることかと思いましたが、ご担当者様の素晴らしいフォローもあり、終わる頃には、ご参加の皆様の頬がポッと染まり気持ちがぐいっと上向きになっているように感じました。
わたしの感覚では、絵本の読み聞かせ活動をされている方は、どちらかというと、物語絵本が好きな方が多いようです。(かつてのわたしもそうでした)
科学絵本はそんなに積極的に手に取らない。
虫の絵本とか「えー。気持ち悪い。無理」
いいんです、いいんですけど、科学絵本は読んでみると、子どもたちがとても喜んでくれることに気づきました。
わたしもあれこれ、試行錯誤しながら、いちばん邪道な読み方で、図書館の人には怒られる読み方で、とある科学絵本を読んでいます。
(借りた絵本じゃ、絶対にやっちゃいけない読み方)
正解はない。
ただ、どうしたらいいかなと考えるのも「かがく」かもしれない。
ちなみに、この企画の真の狙いは、こちらの絵本の普及です。
箱根ジオパーク作成絵本「はこねじおぱーくのおはなし」
~いつもみているけしきはどうやってできた?~
自分たちの住んでいるこの大地がどうやってできたのか、知らない人は多いです。
知ることは、楽しい。
そのきっかけになる絵本です。
ただ、絵本がそこにあっても、子どもには届かないので、読んで届ける大人の1人になってほしい。
そこに、自分自身の喜びを抱えて。
『はこねじおぱーくのおはなし』を一冊、分けてもらったので、チャンスを見つけて子どもたちに読みたいと思います。
地元の皆さんに読むと「どうしたら手に入るの?」「欲しい」と言われますが、今のところ非売品です。
絵本はこちらからみることができます。
以下、ご参加くださった方の感想です。
・読み聞かせのノウハウを知ることができた。 とても分かりやすく、小学6年生の読み聞かせの再現がリアルだった。
・読み聞かせの基本から実際の読み聞かせ、実践編と、とてもわかりやすい流れでした。
・楽しい時間でした。何より勉強になりました。
・本の持ち方、めくり方等、細かいことがとても参考になりました。
・大変分かりやすく、心に響くお話を聞くことができ、感謝です。
・とんちゃんの話は実践にもとづいて分かりやすく参考になりました。
・なかなか他の人の読み聞かせの流れをみることができかったのでとても参考になりました。
・とても分かりやすく、気になっていても聞くこともなかったことを 読み聞かせの実演などで教えていただき、参考になりました。
・話の内容、時間配分、ボランティアとしての立ち位置から終わりまで、細かくご教示くださり、 とても参考になりました。
・お話が楽しくて、ぐいぐい惹き込まれて、あっという間に時間がたってしまう。 だけど、ぎゅっと内容が詰まった講座で、とても良かったです。
・ジオの意味を理解できました。
・”かがくえほん” 面白いですね。
・科学絵本は読み方が難しいところもあるけど、流石でした。技をぬすみたいです。
無茶ぶり、受けてよかったです〜。
【団体】読み聞かせボランティア入門講座