京丹後市での絵本セラピーの前日、ねぎぼうず文庫のねぎちゃんが、連れていってくれたのが
「絵本ちゃん」でした。
何年前からかわからないくらいずっと前から「絵本ちゃん」をTwitterでフォローしてました。
絵本ちゃんのTwitterのプロフィールには
「旧質美小学校校舎内の元教室で、絵本の店「絵本ちゃん」と「きのこ文庫」を営業してます」とあります。
いつか行ってみたいなあと思っていたのです。
一人ではたどり着けそうもない山の中にありました。
連れていってもらえてよかったです。
思わず走りたくなる廊下。
絵本ちゃんがつけてられた ブローチが可愛い。
絵本ちゃんは想像以上にアツイ方で、絶え間ないマシンガントークに圧倒されました。
すごくいろんなお話をしてくださいました。
ふわふわしてなくて、ピリッとキリッとした方だと思いました。
そのお話の合間を縫うように、絵本ちゃんにある絵本棚を隅からじろ〜〜〜〜〜っと眺めていて、2冊、買いました。
ロゴマークは荒井良二さん。
お会計を済ませて、また、絵本棚をじろ〜っと見たときに、出会ってしまった知らない絵本。
これが。
立ち読みしただけで、涙が出てしまいました。
『かわいいおとうさん』(山崎ナオコーラぶん ささめやゆきえ こぐま社)
ちっちゃい子どもが、お父さんのことを
「かわいい かわいい」って言うんですよ。
なんだかびっくりしちゃって。
お父さんが子どもを「かわいい かわいい」と言う絵本はある。
でも
子どもがお父さんを「かわいい かわいい」と言うのは、絵本じゃなくても、映画でも小説でもドラマでも、現実でも
わたしは聞いたことがない。
ちょっと前に、わたしが、生まれて初めて味わった、名前のつけようもない感情と この絵本を立ち読みしたときに
湧き起こった感情は 無関係ではないと思います。
絵本ちゃんでこの絵本に出会えたのは、縁だと思います。
どこかで誰かに読めたらと思います。
ねぎちゃん、連れていってくれてありがとう。
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