絵本は、「子どものためのもの」と一般的には思われているけれど、
わたしも基本的には、子どもに読みたいと思っているけれど、
大人だって絵本はおもしろいってことに気づいてしまって早10年以上。
絵本セラピーという手法を学び、プログラムを作り、大人の人と絵本を楽しむ時間を定期的に設けています。
絵本セラピーには「テーマ」を立てます。
今度のお寺での絵本セラピーのテーマは、「わたす」です。
(「私」じゃないよ、「渡す」だよ)
テーマを決めると、ほとんどの場合、まず、わたしがやることがあります。
それは、国語辞典を引く ことです。
「わたす」を引きます。
すると、わたしの辞書(学研現代新国語辞典)にはこんなふうに書いてあります。
(以下引用)
1こちら側から向こう側へ送る。
2一方から他方へまたがらせる。かける
3二点の間に張る。
4手から手へ移す。
(接尾)その動きが全体にわたるようにする意。ずっと…する。
(引用ここまで)
ほー。
へー。
なるほど。
自分の中で、「わたす」の意味を落とし込んでから、自分の絵本棚の前に行きます。
「わたす」「わたす」「わたす」「わたす」とぶつぶつつぶやきながら、
「わたす」という絵本セラピーのプログラムで読みたい絵本を選んでいきます。
とにかく、「わたす」絵本だなと思うものは、バーっと抜き取っていきます。
そして今度は、その抜き取った絵本をパズルみたいに、入れ替えたり、並べ替えたり、あーでもない、こーでもないとプログラムを組み立てていきます。
何を隠そう、その時間がわたしはたまらなく好きです。
絵本セラピーを実際にやらなくても、プログラムを作るだけでも何時間でも遊べるくらい好きです。
皆さんは、「わたす」という言葉から、どんな絵本を思い浮かべますか?
今回は、まず、辞書を引きましたが、歌やアーティストにインスパイアされて、テーマを立てるときもあります。
そういうときは、歌詞を書き写したりします。
例えば、そのアーティストの著作やインタビュー記事を読んだりします。
そのことそのものが、絵本セラピーの時間に言語化されて表面に現れなくても良いのです。
テーマソングとして、自分の中で響いているときがあります。
わたしは実際の絵本セラピーの時間の手前の時間も
すごく楽しんじゃっています。
そうやって作ったプログラムを、解き放つと、予想もしない時間が生まれます。
「そーきたかー」みたいな(笑)
それがすんごく楽しいです。おもしろいです。
今、募集中の上甲の絵本セラピーは2つあります。
「わたす」がテーマの絵本セラピーは
宗久寺さんで開催します。
絵本セラピーが終わってから、宗久寺さんの近くにできた薬膳喫茶KURAさんにて、ランチをいただきたいと思っています。
予約できないお店でしたが、6人がけのテーブルのみ予約できるようになったので、すかさず予約済みです。
【2月16日(金)小田原・宗久寺】
大人のための 絵本セラピー 〜わたす〜
そうそう。
山北町のhazさんというめっちゃ素敵なお店で、昼間っからビールを飲みながら絵本セラピーをすることにしました。
ノンアルコールでもウエルカムです。
わたしは飲んじゃいますけど。
テーマは、リクエストをいただき「変化」です。
【2月24日(土)神奈川県山北町】
大人限定 ランチビールOK カレー喫茶hazさんにて 絵本セラピー
↑満員御礼、キャンセル待ち受付も終了となりました。
おとなのための参加型絵本講座 ご依頼お待ちしております