11月20日 村中李衣さん・宗久寺ご住職クロストーク
1年前から
準備していました
村中李衣さんの講演会が
終わってしまいました。
1年前に
『哀しみを得る』という李衣さんの本に出会ってから
このことを李衣さんにお話ししていただきたい
と動き始めたのですが
振り返ってみると
この講演会の準備は
2011年に、「村中李衣」さんという人を知ってからずっと始まっていたのかもしれないな
と思いました。
(2011年に絵本講師養成講座で隣の席に座った三浦美智子さんに教えてもらったのです)
その原動力は
なんだろう? と考えると
シンプルに
「好き」
に尽きる と思いました。
「李衣さん、好き」
この気持ち。
「宗久寺さん、好き」
「わたしの周りの人たち、好き」
だから、出会ってほしい、李衣さんの言葉を耳に入れてほしい。
そんな気持ち。
それがわたしの原動力なんだろうなと思いました。
「やる」と決めて準備することはできます。
ただ、わたしは
「数える」のが壊滅的に苦手です。
数を数える能力が極端に欠落している自覚があります。
車の運転もそんなに得意ではないです。
ほかにも、たくさん苦手なことがあります。
2日間でのべ80名以上の方がご参加くださる
上甲主催では今までで一番大きな規模の講演会。
間違いのないように、
失礼のないように、
自分なりに考えていろいろ準備しましたが
一人では無理なのがわかっていたので
参加者の皆様に、「助けてほしい」と
お願いしました。
皆さん、積極的に、感動的に、サーっと、パーっと 美しく、働いてくれました。
上甲の指示なんかなくても
勝手に。
雛壇を片付け中
すごいですよね。
ありがたかったです。
お弁当を食べる準備も
気づけば終わってた!
あれこれ、うまくいかなかったことも
反省点もあります。
やってみてわかったこともあります。
それは、改善点として
次回に生かそうと思います。
(反省点、例えば、宗久寺さんでのクロストークのあと、老舗の天ぷら屋さんの仕出し弁当をお願いしました。
「代金は、ぴったりにしてお渡しします」とエラソーに断言してたのに、700円足りなかった、とか)
(李衣さんの最初の絵本『みんなおなじでもみんなちがう』の読みあいをちゃんと聞けなかった。どんなふうだったか、誰か教えてほしい)
(クロストークのとき、気の利いた進行ができず、ただ、横に座っていただけ、壇上にはお二人に座っていただけば良かった、とか)
(しかも、ハンカチもちり紙も手元に持たずに、ひな壇に上がってしまって、涙をふけない、ちり紙を提供してもらう、とか)(←ちり紙って)
計算ではなく
ただ「好き」を原動力に動く。
それしかできないし
それを損なおうとするものや
それをちゃっかり利用しようとするものからは
自分を遠ざけようと思います。
(↑公的なところからのハラタツ案件勃発)(やりがい搾取っての?)(言葉の選び方で本性あらわる)
メモを一切取れなかったので
クロストークのことも
言語化することが
難しいかもしれません。
ご参加くださった皆様からの
たくさんのご感想をいただいています。
ご紹介させてください。
ご感想
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しみちゃん
小田原で2日間を過ごしてから初めての週末です。未だ感動と感謝に包まれて過ごしています。
感じたことが大きすぎると、文章にするのが難しいとすごく感じています。
でも、とんちゃんに「ありがとう」を伝えたいのと、李衣さんへの感謝を表現したいと思い、書きます。
《感じたこと》
李衣さんの絵本読みに、しびれました。絵本を介した、相手(聞き手)との会話だなぁと思いました。山口弁(なのかな?)の柔らかさ、「おるね〜」「おるおる」の心地よさ。一瞬にして子どもにかえる自分を感じました。あの絵本を、ああやって読めばいいんだな〜と思いつつ、真似するには時間がいりそうです。(急に山口弁を使うわけにもいかず)
NHK(Eテレ)『おはなしのくに』に出て欲しい。(すみません ふざけてしまいました!)
《感じたこと》
講演会で話されたことは、ともすれば辛く哀しく大変に思えてしまう内容なのに、李衣さんのユーモアあふれる話術で、あたたかな空気の中で聞かせていただけたことは、「看取る」「見送る」を考える私たちにとって本当にありがたいことでした。最愛の人と、どうしてもお別れしなければいけないのなら、できれば嘆きばかりではない日々を送りたい。
「みごとでした」と、医師や病院スタッフに褒めていただけるような見送りをしたいと感じました。(あるとすれば私の場合、夫の見送りですが、まだ想像したくもありません。)
感じたこと
「死より遠くにはいかない」「放物線を描いて私の中に帰って来る」と、講演の中で引用された言葉は、ひとつひとつ深く心に響き、いつか、その時に支えになってくれるに違いない言葉でした。きっと必要になるときが来ると、感謝の気持ちでいっぱいです。
《感謝したいこと》
幼い頃に母を亡くした私は、看取りができなかったことに(仕方なかったにしても)不甲斐なさのような執着を持っていました。
でも、クロストークの場に居られたおかげで、「愛別離苦」という言葉を知り、母も私以上にその「苦」に苛まれていただろうと気づけました。その瞬間から母が身近に感じられて、私にとっての「放物線を描いて帰ってきた」瞬間になった気がします。
そのあと李衣さんが触れた「おさる」の絵本の"ぐるぐる ぐるぐる"が、母とのこれからの繋がりを思わせてくれました。あのひと時で、どれだけ肩の力が抜けたことか。
本当に感謝しています。
《感謝したいこと》
とんちゃんに。
ある方をお呼びしようとする時は、「この話を聞いて欲しい」「必要な人に届いて欲しい」と決心します。
その気持ちは、ある意味、自分の直感を信じた賭けのようでもあり、「まちがいない」と信じきる修行のようにも感じます。
お疲れさまでした。疲れとも思わない充実感に満たされた今でしょうけれど。
当日美しく動いてくださった参加の皆さんは、とんちゃんだから動くわけで、とんちゃんが李衣さんを「好き」と思うのと、まるで同じです。
今回も「必要な『私に』」しっかり届きました。ありがとうございました。
ブログにも書いてくれました。
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ひだまりやよいさん
とんちゃん、先日はありがとうございました。
長文になります。
とんちゃんが、李衣さんの講演会を小田原でやりたい!と宣言した時から私も絶対参加したいと思っていたのに、孫の七五三と重なり講演会は断念…クロストークだけの参加となりました。
とんちゃんが【哀しみを得る】の本を紹介してくれた頃、親しくお世話になっている方が余命宣告をされた直後で、この本を私が読むことでその奥様の力に少しでもなれればとすぐ購入しました。
その後、実家の母が長く半身不自由な身体から骨折が原因で歩けなくなり入院、リハビリで改善せずその後どうするか悩んでいた頃李衣さんの講演会日時が決定し、やはりこれは私が呼ばれている、絶対参加しなくては、きっと何かヒントがあると思っていました。
私はフルタイムの仕事をしていて思うような介護はできそうにない。老老介護で父が共倒れになっては困ると現状を見据えて、長引く入院生活から家に帰りたいであろう母を何とか説得し介護施設へ。看取りまでお願いしなければならないかもしれない、そうなるとまだまだ面会制限があり母とは自由に話もできなくなる、どうしたらいいのか…と悩んでいた矢先に父の癌が発覚。
今検査の真っ只中で治療方針もまだ決まらないけれど、入院して辛い治療になりそうです。
2人とも90歳近いので、最期には確実に近づいているのでしょう。
李衣さんといぬぽんの話の中で、心に残るキーワードがいくつもあります。
・ちゃんと向き合わなければならないことを
なおざりにしている
・今ここにある、命のつながり
・おかげさまの心
・有り難い
・今生きていることは当たり前ではない
・お墓参りは故人と向き合う、対話をする場
・本を書くことで、蓋をしてきたことが緩ん
だ
・飾らず驕らず、中道をいく
・放物線を描いて戻ってくる話
・墓終い 終わりにすること無くすことでは
ない、大事な物を仕舞うこと
会の終了後、李衣さんが近づいてきて「よく声を出してくれたね」とおっしゃってくださいました。私の拙い感想の言葉から、苦しい胸の内をわかってくださったのだと、神さま?仏さま?に包まれたような温かい気持ちになりました。
図々しくも持参した李衣さんの著者3冊全てに、違うメッセージでサインしていただきました。本当に有り難いことで、一筋の光が見えてくる気がします。
とんちゃん、李衣さん、いぬぽん、大好きです。
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ヨッシーさん
Zoomで一度お会いして、リアルは初めましてでした。とても有名な先生なのに、とてもフレンドリーで、ユーモアたったぷり、温かく、懐の深い方でした。
想像していた以上に、素晴らしい方々(村中李衣さん、ご住職、とんちゃん、参加した皆さん)でした。
村中李衣さんの読んで頂いた絵本は、まだ私の脳内で、ぐるぐる楽しそうに歌っています(笑)
今まで、私が見送ってきた3人の親たちの看取りを、もう一度、心に刻み、温かく、感謝と共に、また心に終えました。
ご住職の本気の言葉や、思いが、ダイレクトに心に響きました。
感動しました。
真剣に皆さんと「命、看取り」と、向き合う二日間でした。
皆さんと共に出来た、素晴らしい空間だと思いました。
ありがとうございました。
とんちゃん、お疲れさまでした。
企画してくれて、ありがとうございました。
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Akemi@ NARAさん
ご住職が胸一杯で涙をこらえる場面が何度かありました。
私もとんちゃんのセラピーや李衣さんのお話を聞いて、
自分でも思いがけず涙があふれる事がありなした。
とんちゃんや李衣さんが心を開いてくれていることで
普段は閉めている心の扉が自分でも知らず知らずのうちに
開いてしまうのでしょうか。
李衣さんが「いぬぽん いいねぇ」と言われていたように
ご住職の飾らない人柄とともに、普段使われている言葉の
仏教的意味に触れ、とても引き込まれてしまいました。
お母様が刺繍された屏風も見事で、
その場を創る力になっていたと思います。
貴重な体験をありがとうございました。
実家のお墓終いを控えているので、お聞きしたいと思っていたところ
他の参加者の方から同じ質問が出ました。
「終い」とは「整える」こと。「おかげさまで」と感謝を忘れずに。
以前オンライン講座の時、自分の親族の系譜を作られた方の話の聞き
自分も、と思いながら手をつけていないので何とか作ってみたいです。
以前、李衣さんのお茶会の時に伺った 大学の門の上の言葉を、今回の参加者にも是非ご紹介いただきたい、と思っていたところ 李衣さんのお話の中に出てきて感激しました。
病院と大学と山口とを行き来する中で常にあの言葉をかみしめてらしたのでは、とおもいます。それすらも出来ないほど切羽詰まっていらしたかもしれませんが。
とんちゃんが言っていた今回の、もんのすごく重たいカートも、山口から岡山に向かう一週間分の生活必需品や資料などが入っているのでしょうか。
「ぼちぼちいこか」が信条の私など想像もつかない日常だと推察しますが、李衣さん、そして頑張り屋のとんちゃん、どうかくれぐれもお身体ご自愛下さい。
またお会いできる日を楽しみにしています。
そうそう、「過去にこだわらず 未来の不安を抱かず 『いま ここ』が大事」と李衣さんの言葉を伝えたところ、「一期一会」が座右の銘である夫は『我が意を得たり』という顔つきで上機嫌でした😊
次回も出かけられそうです。
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かーこさん
今日は父の命日(20年)でした。あの日火葬場で、大きいお腹を抱えて、怖くて父の側にいけなかった自分を、今日お話を聴きながら久しぶりに思い出していました。きちんとお別れができていなかったことを何処かで後悔していたのかもしれません。お腹にいた次男は来年20才になります。
人間関係で、この人にどうしてあげたらいいのかな?と迷った時は、必ず父ならどうするだろう?と考える自分がいます。そうすると自然と答えが出てきます。今日、「自分の生き方で父を仏にしよう」と思ったと言われたいぬぽんのことばが心に残っています。私はやはり、父の子なんだ。私の思いや行動は父の後ろ姿を見て育ったからだと改めて感じました。
父を越えることはできないが父に近づきたいと今日思えました。この20年、父の姿は無いのに、ずっと父を感じて生きてきたこと、父は私の中にいる…と、今日お二人の話を聴かせて頂いて、感じることができました。
今日、このクロストークに参加できたのも、家族が心よく送りだしてくれたおかげでした。
感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、とんちゃんからのご縁で、李衣さんやいぬぽん、そして今回ご一緒させて頂いた皆さんと出会うご縁も頂きました。
お義母さんとのこれからのこと、迷うこともあるとおもいますが、今回の体験を私のこれからの道しるべにして、これかは「いまここ」を感謝して生きていきます。
ほんとに大切な時間を過ごさせて頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
李衣さん、いぬぽんさん、そしてとんちゃん、ほんとうにありがとうございました。
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らくちゃん
とても貴重な機会を作っていただき、ありがとうございます。
村中李衣さんとご住職のお話、台本はなかったのではないかと思いますが、まさに何かに導かれるように、本質的でみんなが共有することで大きな宝となるようなお話になり、感動しました。
参加者それぞれが故人を思いながら、哀しみから感謝、癒し、自分の人生への夢と希望と覚悟へと昇華していくのを感じました。
親しい人の生死の話は、普段の生活のなかで、なかなかすることがないと思います。
でも、そういうことを考え、わかち合うことで、生きている時間の使い方や、一緒にいられる目の前の人との時間を大切に味わう意識が持てました。
最後にご住職がおっしゃった「時節因縁」という言葉が印象に残っています。
とんちゃんと出会えたのも、村中李衣さんのことを知ったのも、あの日あの場所へ行けたのも、必然であったような気がします。
そこで感じたこと、皆さんとお話できたことも、今の私だから受け取れたもの。
ここで受け取ったものが、この先どう花開くのか、そこからどんな種まきをしていくのかも、これまた「時節因縁」。
信じて、委ねて、日々精一杯、誠実に生きていこうという気持ちになれました。
ありがとうございました。
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
かめちゃん
https://ameblo.jp/hug1992/entry-12829582947.html
裏話的なことや
細かい準備したことなど、
ドンハマ★さんとのコラボイベントで
お話ししたいと思います。
↓
【12月17日(日)AM東京】 ドンハマ★×とんちゃん 絵本のイベントの作り方を ぶっちゃける会
こちらは
1日目の講演会のご感想
ご感想は随時、お受けしています。
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