偽善じゃないか? 思いがけず利他 | 絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

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絵本の読み聞かせを味方につけると子育てはもっと楽しくなります
「読み聞かせなんてめんどくさい」という方も、簡単に楽しくできるときだけ続けられる「絵本で子育て」をお伝えします

 

 

 

 

ビブリオバトル in 小田原駅東口図書館 で喋ったこと と 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このときに、隣に座ったバトラーさんが

ご紹介くださった本を

読んでみたいと思ったので

読みました。

 

 

思いがけず利他
中島岳志(著)

ミシマ社

 

 

 

 

 

 

ミシマ社HPより

この本の内容を引用します。

https://mishimasha.com/books/omoigakezurita.html

 

It’s automatic!?


誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に、未来からやってくる。

 

東京工業大学で「利他プロジェクト」を立ち上げ、『利他とは何か』『料理と利他』などで刺激的な議論を展開する筆者、待望の単著!


今、「他者と共にあること」を問うすべての人へ。

 

自己責任論も、「共感」一辺倒も、さようなら。

 

 

偽善、負債、支配、利己性……。

 

利他的になることは、そう簡単ではありません。


しかし、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が、「利他」には含まれていることも確かです。

 

——「はじめに」より

 

本書は、「利他」の困難と可能性を考える。

 

手がかりとなるのは、居心地の悪いケアの場面、古典落語の不可解な筋書き、「証明できない」数学者の直観、「自然に沿う」職人仕事の境地、九鬼周造が追求した「私は私ではなかったかもしれない」という偶然性の哲学……など。


「利他の主体はどこまでも、受け手の側にあるということです。この意味において、私たちは利他的なことを行うことができません」

 

 「利他的になるためは、器のような存在になり、与格的主体を取り戻すことが必要」 ——本文より

 

意思や利害計算や合理性の「そと」で、私を動かし、喜びを循環させ、人と人とをつなぐものとは?

 

 

 

 

引用してご紹介しようと試みたけど

いい箇所が多すぎるのと

 

そこを引用しようとすると

こっちもこっちも引用しないと伝わらない

 

とわかったので

読んで欲しいです(丸投げ)

 

 

 

 

 

「いい人ぶってないか?」

「利己的と思われるのではないか?」

「偽善じゃないか?」

 

そんなふうに、なんとなくのやましさを感じてしまうときがあります、わたしは。

でも、

「つい、やってしまう」

「やらずにはいられない」

 

宇多田ヒカルのあの歌。

イッツオートマチック。

 

 

 

 

 

 

 

そんなふうにして動いてしまったもの。

 

 

 

そしてそれは

受け取った人が

気づいて初めて

「利他」となる。

 

 

 

それは、「今」じゃないかもしれない。

 

10年後、

25年後、

かもしれない。

 

 

 

「利他」は未来に自分以外の誰かが受け取って初めて成り立つもの。

 

 

自分ではどうこうできないもの。

 

 

であるならば、今、やらずにはいられなくてやっちゃったこと。

 

見返りも求めず、

効果も求めず、

感謝も求めず

 

体が動いてしまうもの。

 

 

今、いのちがわたしを生きている。←これな。

 

わたしがいのちを生きているんじゃなくて。

いのちがわたしを生きている。

 

 

 

この感覚をこの本で知って

思いがけなさをおもしろがっていこう、と思いました。

 

 

ああ。

意味不明過ぎてすみません。

 

 

あらゆる事例を

すごくわかりやすく取り上げて

名言満載で痺れる本でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








 

 

 

 

というわけで

頼まれてもいないのに

つい、うっかり、やってしまうこと。

 

 

 

3月20日の夜、

オンラインで

「絵本でうっかり世界平和」についてしゃべります。

 

 

 

お申し込みくださった方のほとんどが2回目、

おんなじ話ですよ。

 

いいんですか?

 

 

 

きっと、

「つい、ふと、気づけば、はたと、うっかり、申し込んじゃった」んでしょう。

 

つい、体が動いてしまう感覚は

蔑ろにしないほうがいいみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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