ブラチスラバ世界絵本原画展 印象に残った10作品 | 絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本の読み聞かせを味方につけると子育てはもっと楽しくなります
「読み聞かせなんてめんどくさい」という方も、簡単に楽しくできるときだけ続けられる「絵本で子育て」をお伝えします

 

 

 

神奈川新聞のすみっこに

 

ブラチスラバ世界絵本原画展開催のお知らせを発見。

 

 

 

 

 

 

ダメもとで

「明日、ご一緒できる方いらっしゃいませんか~?」と

聞きましたら

ノリのいい方がお一人。

 

 

 

茅ケ崎駅から歩いて10分くらい?

 

 

 

 

茅ヶ崎市美術館に開館前に到着。

 

まだ誰もいない開館前の美術館。

素敵な建物。

 

 

 

 

 

10時から

13時まで

3時間た~~~~~っぷり

チェコとスロバキアの新しい絵本と

 

きくちちきさん、

ザ・キャビンカンパニーさん、

荒井良二さん、

ミロコマチコさん、

みやこしあきこさん、

たむらしげるさん、

田中清代さん、

田島征三さん、

田島征彦さん、

シゲリカツヒコさん、

さかたきよこさん、

島野雫さんなどの原画を

堪能してきました。

 

 

 

一緒に行ってくれた

えっちゃんは

版画家・アーティストなので

印刷技術とか

画法とか

まるで

贅沢なマンツーマンギャラリートークを聞きながらの

原画鑑賞。


 

 

荒井良二さんの絵を指して

「このピンクが憎らしいよね」

とか

わたしもナニサマ。

 

(ちなみに美術館内では会話してはいけません)

 

 

 

 

 

以下、印象的だった絵を10作品、ご紹介します。

 

メモも取らず、図録も買わなかったのでうろ覚えですが。

 

 

 

わたしが特に好きだったのは

スィモナ・チェホバーさんの

「魔法の街のブラチスラバ」という

デジタルイラストレーション。

 

 

こちらにある2枚目の絵↓

 

 

 

 

ピンクの色使いがすんごくオシャレだったのと

割とたくさん色を使っているのに

ごちゃごちゃしてなくて

色合わせが洗練されてる感じが好きだった。

 

 

 

あと

出版社賞を受賞した

エクアドルの

コモヨコ出版社の

「ボンバ 悪魔のリズム」

という和綴じのようなザラッとした感じの印刷の絵本がすごく気になった。

中身を見たい。

 

 

 

 

 

イランの作家ハサン・ムーサヴィー作

「ボクサー」

 

こちらは2019年のグランプリ受賞。

 

日本語に翻訳されたら買いたい。

 

どうやら愛甲恵子さんの翻訳で出版されるらしい。

 

 

 

 

 

面白かったのは

 

テキストがあって

そのための絵を描いたら

出版間際になんらかの事情で

出せなくなって

絵だけ残ってしまって

その絵に

テキストを書いてくれる人を

探して

でもすごく難しくて

やっと絵本になった、という

 

スロバキアの

ウラジミール・クラールさんの

「鳥の伝説」

 

この絵に

物語をつけるって

難しいだろうなあ。

 

すごく立体的に見える絵だった。

 

未収録作品は

途中で描くのをやめたみたい。

 

でも飾るんだね。

ほら。

背景が途中でやめた感。

 

 

 

 


 

 

数枚の原画を見ただけで

物語が想像できるような絵もあれば

 

まったくどんなお話か想像できない絵もある。

(絵のタイトルを忘れてしまった)

 

 

 

映画のワンシーンのような絵。

 

→スロバキアのスヴェトザール・コシツキー作

「ホチの山々には必ずなにかある」

 

これ、子ども審査員賞を受賞してたんだ!

 

子どもたち、これ選ぶんだ!

そっかー。

モノクロのリアルな迫力のある絵なのよね。

 

子ども子どもしてないのよ。

 

でも

これ選んだんだね〜。

 

 

 

 

 

この絵本、読んでみたいなと思わせるような絵。

 

→チェコのミラン・スタリー作「タマネギにみんな泣く」

 

 

これも読んでみたいと思った。

 

→スロバキアのボリス・シマ作「クモのウェブステル一家」

 

これは、ブラチスラバ市長賞受賞作品だったんだ。

 

気持ち悪いけどおもしろそうな物語を想像させる絵だった。

 

アニメーション作家なんだね。

 

 

 

日本の作家さんでは

 

 

シゲリカツヒコさんの絵が

まじまじと見たら

絵本としてきっと好きだろうなという人の顔が浮かんだ。

 

「大名行列」(小学館)

 

 

 

 

 

 

 

島野雫さんの

「おなかのなかで」(教育画劇)

 

近くで見たときと遠く離れて見たときの印象が違って

遠くから見たときのほうがよかった。

 

もしかしたら

読み聞かせ会で良いかも。

 

黒バックの絵がよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

10

みやこしあきこ「ぼくのたび」(ブロンズ新社)

 

 

 

リトグラフの色合いが印象的だった。

 

光の感じも。

 

これを印刷して絵本にするってその技術もすごいことなんだろな。

 

 

 

 

以上、印象に残った10作品を

うろ覚えながら

忘れないうちに書き残しました。

 

 

 

 

絵として見たときと

絵本という物体になって見たときで

印象が変わる。

 

いい方に?

悪い方に?

 

絵本の絵は

あくまでの

絵本のための絵

だろうから

絵本になったときに

より良くなっていた方が

いいんだろうと思います。

 

絵のどこにテキストを置くか問題

とかもあるだろうし

どんな紙に印刷するのか

どんな製本なのか

お金をかければいいのか

とか

いろんな問題があるんだろうし。

 

 

趣味に走って

高額になって

誰も買えなくて

やっと買っても

とても子どもには触らせられない

ってんじゃ

絵本として本末転倒だし。

 

 

 

 

チェコとスロバキアの原画をたっぷり鑑賞したあとに

日本の画家さんの絵の前に来たら

荒井良二さんだったかな

なぜか

ホッとした。

なんでだろ。

 

 

 

ザ・キャビンカンパニーさんの立体作品

〈アノコロの国〉宮殿

の前でだけ

写真撮影オッケーでした。

 

 

↑とぼけた顔してますが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美術館で購入できる絵本がありましたので

1冊購入してきました。

 

また、読んだらご紹介しますね。

 

 

 

 

 

 

原画展は

11月7日まで

茅ヶ崎市美術館で開催中です。

https://www.chigasaki-museum.jp/exhibition/2863/

 

 

 

 

 

 

3時間たっぷり見て

ようやく展示室を出るときに

係りの人に

「じっくり見てくださってありがとうございます」とお礼を言われました笑

 

 

いえいえいえ。

 

こちらこそ

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 
 

 

ちなみに

ブログを書くために

検索してたら、

巡回してるこの原画展の

それぞれの美術館のポスター画像が出てきて

 

どこもすごく工夫してて

面白いなあと思いました。

 

アルファベットのBをデザインしてたり。

 

 

やっぱ

図録買えばよかったかな。

 

いつも買って満足して読まないから、

買わなかったんだけど。

 

 

あと、タイミングが合えば

学芸員さんのギャラリートークに

参加すると良いと思います。

 

 

なんとなんと!

わたしが知ったときにはすでに満員御礼だったのですが

 

きくちちきさんと荒井良二さんの

イベントもあったようですよ。

 

 

 

もし、お近くにこの原画展が巡回する予定があるのでしたら

関連イベントをチェックしてみるのも良いかも。

 

 

それにしても、

いやあ。

 

満喫しました。

 

 

えっちゃん

ご一緒してくれてありがとー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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