オザケンこと小沢健二のお父さん、小澤俊夫さんが
ちょいちょい
お話されることの一つに
「させていただく」についてがあります。
「させていただく」という言葉は
気にしていると
本当にあちこちで使われています、特に公的な場で。
・会議を始めさせていただきます。
・ご説明させていただきます。
・資料を確認させていただきます。
「別にわたし、あなたにさせてないけどね」って思うけど
許可を得て、させていただく、
わたしはこんなに謙虚で丁寧なの
というような演出?
がしかし、
「わたしが」わたしの責任において
やったんじゃないからね、
ちゃんと
あなたの許可を得たからね、
あなたがいいって言ったから
やったんだからね
という責任逃れの裏がある。
無意識の心理かもしれないけれど。
だから、
「会議を始めます」
「ご説明します」
と端的に自信を持って
自分の責任において
言ってくれた方がいい。
でもね。
あんまりいないです、こういう言い方する人。
気にしていると
びっくりするくらい
「させていただく」オンパレード。
わたしも前から気になっていたので
小澤俊夫さんのこの説をちょいちょいと目にするたびに
ハイタッチをしています。エアで。
2020年5月10日(日)付け神奈川新聞にも
「コロナ禍を生きる」と題した
小澤俊夫さんと武井由紀子さんの対談中、
「させていただく」についての発言がありました。
ハイタッチしました。エアで。
とは言え。
わたしも使ってるときあります。
させていただく表現。
この言い回しは、丁寧な気がするのね。
でも、意識して、違う言い方を選んでいこう、
そう思います。
エア・ハイタッチをした小澤俊夫さんに会いに行った日のこと
にほんブログ村