墓じまい狂想曲 | 窓越しの備忘録

窓越しの備忘録

忘れないように、今、そして過去を記録

ハワイから戻って、

今日まで墓じまいのために駆け回っていた。


何よりも思った以上に手続きが、

色々ありすぎて大変だった。

役所への申請と許可とか、

手間のかかる事がありすぎて。


我が家の場合は、

お寺さんの合同墓に入るのだけど、

偶然この墓は我が家の墓のある墓地と同じ墓地。

その為、墓地の管理事務所には、

お寺さんの方からも連絡してあるはず。


然し此方からも念の為に連絡をして、

墓じまい後の我が家の墓地の寄贈について、

色々な手続きについて話した。

その時に墓じまい後の墓地は、

通常石屋さんが次の方を見つけるのが、

普通だと言われてしまう。


元々石屋さんにも墓の撤去について、

話しをするため連絡するので、

その際に聞くことになった。


さて石屋さんと話したら、

墓の撤去のみで墓地のその後はしないので、

管理組合に寄贈するよう話して下さいと言われた。

そのため石屋さんとは、

撤去についての依頼だけになった。


一応関係者と最初の確認は出来たので、

次の段階の役所への改葬申請をして、

改葬許可証を貰う必要がある。


申請書はダウンロード出来るけど、

ママのところにはPCもプリンターもないから、

役所に先ずは用紙を貰いに行かなくてはいけない。


日本ではアメリカと違って、

オンラインでの申請があんまり無いから、

本当に自分が動いてするしか無い。


今回の流れとしては、

月曜に電話で色々手配して、

火曜は役所で改葬申請書を取りに行った。


その時に保健所が管轄と知り、

係の人に色々教えて貰った。

又、申請はメインの保健所になるので、

そこへの行き方も教えて貰った。


家に戻って墓地の管理組合に再度連絡。

そして申請書に署名してもらう為、

翌日に訪問する為の予約をした。


この改葬申請書を書くのは、

正直言って大変だった。


何せパパが亡くなって20年も経つ。

葬式関連の書類も数年前に、

ママの終活で漸く殆ど処分したばかり。


だから火葬場の名前に始まって、

葬式の日付けとかわからない。

勿論、命日は覚えているけど、

葬儀の日付は覚えてない。

というのは葬儀は私の帰国に合わせたりと、

通常より1日か2日ずらしたし、

色々ありすぎたので、

私もママもあんまり覚えていない。


ママと二人でああでもない、

こうでもないと言いながら、

色々残してた書類を探したりと、

おお騒ぎしながら書いた。


今日、水曜は朝、管理組合に行き、

そこで組合長さんと話した。


我が家の墓じまいのケースは初めてだそうだ。


(同じ墓地内で個人から合同墓地、

そして撤去後は墓地寄贈をする)


そのため墓地組合ではまだ、

合同墓使用者に対しての、

墓地使用初期費用も

まだ決められてないこと。

更に、墓地の寄贈についても、

手続きの決まりがまだないとのこと。


然し、これらについては今度の総会で

話し合って決めることになっており、

決まり次第連絡をくれることになった。


最後に組合長さんから書類に署名して貰って、

今度は保健所に行った。


そしたらここでも困惑の状況に。

担当してくれた職員の人から、

同じ墓地内での移動で、

寺の合同墓だという事が、

初めてのケースだそうだ。


それから不確かな日付けを含め、

申請書の手直しを手伝って貰った。


その後、最後に認証する上司が出ているので、

許可証は後日郵送で送って貰う事に。


こうして私の3日間に及ぶドタバタは、

何とか終わったのだった。


でもまだこれで終わりではなく、

墓地管理組合に使用権放棄の書類を提出して、

組合費の最後の払い込みがある。


2週間後にはお寺さんと石屋さんと、

お骨の取り出しと閉眼供養がある。


後墓地の撤退や組合との寄贈手続き。

まだまだ先は長いのだ。



お墓じまいは大変だなって思う。


しかし私だけでは墓守りは出来ない。

ここ何年お墓参りも掃除も私だけ。

このままじゃ駄目だってみんな理解してる。

ママはお寺の共同墓を出来ると聞いてから、

ずっとそこに入ると宣言してた。

パパと一緒には嫌なんだって言う。



共同墓が出来た今が、

私達にとって一番の

墓じまいのタイミング何だと思う。

だから頑張るしか無いんだよね。