セルフケアの目的はいろいろあると思います。
私がお客さんにお伝えしているセルフケアの多くは、温法にしても体操にしても、筋平衡バランスを取ることを主な目的としています。
まずは生活の中で根気よく実践していただいて、ある程度習熟していただくことが前提となるのですが、その上で、セルフケアにはその効果を高めるコツみたいなものがあります。
それを簡単に説明するのは実はなかなか難しいのですが、そこをあえて簡単に説明すると、“頭をポカンとして、体の様子に注意を向ける”ということになります。
これがセルフケアの効果を高めるコツです。
整体やセルフケアにはさまざまな理論や技術があって、中には真逆のことを主張している場合もあるのですが、案外なことにどちらも効果があったりします。
“頭をポカンとして、体の様子に注意を向ける”ことがうまくできると、多くのセルフケアは、とても有効な養生になり得ます。
どうすれば、“頭をポカンとして、体の様子に注意を向ける”ことができるのか。
私はその導入として、セルフケアをおこなう際に、自分の呼吸や血管の拍動に注意を向けることをお勧めしています。
ことさら深い呼吸をしようとか、拍動を感じようとして集中する必要はなく、というかむしろ集中しすぎると、ポカンから遠ざかってしまいます。
なんとなく呼吸や拍動を感じている気になれば十分です。
簡単な瞑想をするようなイメージ、といったらよいかもしれません。
そうしてセルフケアをおこなうと、筋平衡バランスの整い方や疲労の回復の仕方に、確かな違いを感じることができるようになります。
まとめると、セルフケアの効果を高めるコツは、
“頭をポカンとして、体の様子に注意を向ける”
そのために、まず、
“なんとなく呼吸や拍動を感じてみる”
もっというと実は、ただ“ポカンとして、呼吸や拍動を感じている”だけでも効果があります。
オススメします!
なにか質問がある方は、施術の際にご説明いたしますので、どうぞ遠慮なくおっしゃってください。