へ行ってきました(^_^)/
では、始めます(^_^)/
・国宝 崇福寺塔心礎納置品 崇福寺跡出土(〜3/17)
近江神宮所有の国宝。飛鳥時代(7世紀)の作。
京博に寄託されているようで、出展機会も多く、貸出しもよくされているので、目にする機会の多い国宝です。
現存していませんが、かつて崇福寺にあった"三重塔"跡から出土した"塔心礎納置品"です。
ようは、塔の基礎部分に納められた、その塔の根幹を成すもの……つまり「仏舎利(ぶっしゃり)」です。
"仏舎利"とは、お釈迦様の遺骨のことです。
こちらの画像のコイン状のものが"無文銀銭"で、右端しの大きめの円盤が"金銅背鉄鏡"、"鈴"は無文銀銭の右下に見えますね。
これら荘厳具は一括して国宝指定は受けているものの、展示されることは少ないので、見れて良かったです(^o^)
・国宝 金銀鍍宝相華文経箱 延暦寺横川出土(〜2/4)
延暦寺所有の国宝。平安時代 長元5年(1031年)の作。
かの紫式部
が仕えた、一条天皇の中宮
藤原彰子が比叡山如法堂に奉納したものです。
この頃、死後、極楽浄土に行けるようにと願を掛け、お経を土中に埋めることがブームになっていました。そのお経を納めるための"経箱"です。
そのブームを作ったのも、彰子のお父さん藤原道長
蓋の天面には「妙法蓮華経」と彫ってあり、足は付いていませんが、格狭間を象った彫物がされています。
状態は良いですよ(^o^)
展示は蓋が閉じられたままですが、実はこの蓋裏には、蝶々🦋の彫物が施されていて、実に女性らしいんですよ(^_^)さすが彰子って感じで……
今回見られないのはザンネン……
お父さんにあやかってか、彰子もまた熱心に写経したんですねぇ~
結果、藤原家の栄華が続くわけですから願いは叶えられた訳ですねぇ~
・国宝 金峯山経塚出土より
金銀鍍双鳥宝相華文経箱(〜2/4)
金峯山寺所有の国宝。平安時代(11世紀)の作。
幅25✕奥行15✕高さ15cmほどの、蓋付きの直方体の箱です。蝶番で片開きの蓋が付いていて、鍵のようなものも付いてます。本体と一体化した格狭間の付いた足もあります。
ベースは、全体に宝相華が彫られ所々に蝶々も見えます。そこに、大きめの丸文が配されているのですが、その丸文のデザインが"双鳥宝相華文"なんです。
丸文の中に、向かい合う2羽の鳳凰のような鳥と宝相華が彫られています。それが金・銀で鍍金されているのですが、残念ながら銀は変色してしまってます。ですが、金鍍金部分は健在です。肉眼と単眼鏡、両方使って見てみてください。"双鳥"が発見できます!
また、側面はこの"双鳥"のデザインが異なり、鳩🕊のような丸っこい鳥になっています。
独立展示ケースで展示されているので、良い位置を探しだしてくださいね😊
(2/6からは、同金峯山経塚出土より、金銅経箱 鷺脚台付に展示替えされます)
紫式部を始め、平安時代の人物が実際に生きていたことを、身を持って感じることができる展示でした。
「国宝を肉眼で見る」にこだわっていて、良かったなぁ〜(^o^)と、思える瞬間ですね~
次回も名品ギャラリーのレポートが続きます(^_^)/~~