山口県へ、行ってきました(^_^)/
乗り込んだのは、DLやまぐち号。
ディーゼル機関車です。
"無限列車
"みたい……
その「改修現場見学会
」が10/28(土)と29(日)の2日間に渡り実施されたので、訪問した次第です(^o^)
事前申込みの抽選制で、当選を勝ち取っていました\(^o^)/
では、さっそくレポートします。
・国宝 瑠璃光寺五重塔
室町時代の作。
まず、大内氏ですが、中国地方の有力者で、室町幕府を利用し室町幕府に利用された、良くも悪くも室町将軍とともに栄華零落を味わった一族です。
(室町時代後半の大内氏の動向については過去ブログ にチョット書いてます)
この瑠璃光寺五重塔は、室町将軍 足利義満と争い戦死した守護大名 25代大内義弘を弔うため、弟である26代大内盛見が建てたものです。
檜皮葺きの美しい屋根を持つ、五重塔です。
檜皮葺屋根の全面葺き替え工事が行われていて、2026年いっぱいかけて完了する予定です。
写真撮影とSNSへのアップは許可されています。
この様な状況は、下層部の屋根ほど顕著なんだそうです。
五重塔には、雨樋(あまどい)って無いでしょ。上の階の屋根から落ちてくる雨粒で、直線的に檜皮が削られてるんですね。
これは、檜皮が摩耗して、打ち付けた"竹釘"だけが残っているんです。
さぁ、上って行きましょう。
初層のみ円柱で、そこから上は八角柱になっているそうです。
ちなみに、檜皮には表裏があって、屋根に葺く時には、皮の裏面を上にして葺いていくそうです。裏面の方がいい油分が多く耐性が高いためだとか。ヘェ~
それを1.5cmほどずらしながら、屋根に打ち付けていきます。
ですが、先ほど見た初層のように、長い年月で、屋根板まで見えるほどに、この五重塔の檜皮は、風化してしまってるんですね(^_^;)
檜皮葺きは面倒ですが、絶妙に柔らかな曲線で雅な姿を作り出せます。
国宝では、室生寺の五重塔
だけです。
五重塔の屋根まで登る経験は、初めてでした\(^o^)/
五重塔自体は居住空間では無いので、内部に部屋や階段はありません。
そもそも登れる構造になってないので、ジャングルジムのように内部をよじ登って行くしかない訳です。
今回は工事のため、鉄筋の覆屋で全体を覆ったので、階段でてっぺんまで登れました。