へ行ってきました(^_^)/
三の丸尚蔵館の所蔵品を中心に、岡山ゆかりの芸術家の作品を展示しています(^_^)
国宝の展示は、国宝 春日権現験記絵 巻第十一の、1件のみ。
前期では絵巻の前半の展示でしたが、巻き替えられて後半から巻末にかけての展示です。
。
これで、1巻まるっと全巻見たわけです(^o^)
・国宝 春日権現験記絵 高階隆兼筆より
巻第十一( 第三・四段)
宮内庁三の丸尚蔵館所有の国宝。鎌倉時代 延慶2年(1309年)の作。
例によって、オリジナルの写真が無いので、東博所有の模写本を使ってレポートしていきます。
《第三段》
↑春日社の一の鳥居の前に、立て札が立てられています。
↑立て札によると、
「興福寺では僧侶たちが大騒ぎになっている。
春日社本殿には三棟の社があるが、その扉がすべて開いて、そこから雲が本社(春日山山頂の社)へ流れているのだ。
これは、春日社から春日山へ神様が戻ってしまわれるということ。
そしてまさに第三殿の神様が、迎えの雲に足をかけ、おっしゃった。『幼帝が世を治めるとは嘆かわしい……』興福寺の僧たちは、嘆き悲しんだ………
という夢を見たので、ここに示す。」
??オオイっ。のっけから夢オチ?
そして、立て札の文字数の割には、情報量多過ぎ(^_^;)
↑鹿がいることで、ここが春日社だと暗示しています。
《第四段》
↑興福寺の僧たちは、春日社で8/19〜10日間、般若心経の談義や唯識論の購読を始めました。
↑談義台で、お坊さんが向かい合ってますね。
すると8/22、印慶という僧が、
「一の鳥居をくぐってお戻りになられる春日三宮の神様を見た。そのお姿は地蔵菩薩であった!」
という夢を見たとのこと。
興福寺の僧たちは、胸を撫で下ろしましたとさ。
………また夢オチかい?
8/27までの展示ですよ〜
(^_^)/~~