岡山県にあります、吉備津神社
に行ってきました(^_^)/
JR岡山駅から、吉備線(桃太郎線)に
乗り換え、吉備津駅で下車します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220808/07/osapon-ok/87/ca/j/o1080081015157616142.jpg?caw=800)
徒歩10分ほどで、吉備津神社 に到着。
吉備津神社 は、桃太郎伝説発祥の地ともいわれています。
さて現在、吉備津神社では「国宝 本殿・拝殿の特別参拝と境内説明・鳴釜神事
」が行われています。
いつまでやっているのかわかりませんが、7/4(月)17(日)、8/7(日)22(月)、9/5(月)18(日)と、9月までは決まっているようです。
こちらのサイト
に記載があります。
国宝建築物の中に入れる、特別な機会ですので、参加してきた次第です。
特に、神社の本殿は立入禁止のところが多く、内部を"見る"ことすら叶わないところも多いですので、貴重です。
ツアー形式で、後に紹介する「鳴釜神事」と併せて1時間程度の案内でした。
・国宝 吉備津神社 本殿・拝殿
室町時代 応永32年(1425年)の作。
本殿と拝殿併せて1件の国宝です。
ですが、屋根のてっぺんに並ぶ丸太状の"鰹木(かつおぎ)"は、2本です……
偶数の場合、女性神が多いのですが……まぁまぁ。
では、細部を見ていきましょう(^_^)/
次に拝殿を見てみましょう。
天井が無いんです(^_^;)
2階の屋根裏まで、吹き抜けで見えてます。
さて、特別参拝は、神職の方から国宝 本殿・拝殿の解説を受けたあと、拝殿の中に入り、お祓いを受けます。
拝殿からは、朱塗りで綺羅びやかな本殿の中の様子が見えます。
そして、いよいよ本殿昇段です(^o^)
本殿の中は、内内陣を中心に、内陣→中陣→朱の壇→下陣となっていて、我々は下陣で祈祷を受けます。
神職の方は、朱の壇から中陣に入り、鈴のいっぱいついた、シャンシャンするヤツを持ってきて、祈祷します。
我々は外陣をグルっと一周 しながら、内陣の説明を受けます。朱塗りの内陣は、素木の外観とは違い豪華です。
神社の本殿の中に入るのは、初めての経験でした。
正面に、これまた煤で真っ黒になった大きな"しゃもじ"が3つ壁掛けてあります。その前に竈(かまど)があり、火が焚べられています。
鳴釜神事 は、こんな感じです(^_^)
白装束の"阿曽女"(あぞめ)と呼ばれる女性があらわれ、竈の向こうに立ちます。竈の上には蒸し器(セイロ)がかけてあります。
一方、竈の手前には神職が座し、祝詞をあげ始めます。
すると"阿曽女"は、ザルに玄米をザッと入れ、蒸し器(セイロ)の中でザッザッと、お米をとぐように混ぜ始めます。
神職の祝と、"阿曽女"の玄米をとぐリズミカルな音、これがシンクロし始めると、
ヴァイィィィィィィィン……
という、共鳴音のような音が、室内に響き始めました(^o^)
これが、釜の鳴る音、鬼(温羅)の声、なのでしょう。
この音、ハッキリと聞こえるときもあれば、そうでない時もあるそうです。
この音によって吉凶を占うのですが、神職も"阿曽女"も音に関しては何も語りません。
聞いた本人の感覚にすべて委ねられているとのことでした。
私は、良い風に感じたので、良い結果だったのだろうと、勝手に解釈しています(^_^)
初穂料1,000円で、充分過ぎる体験をさせていただきました〜