神戸市立博物館「伊能忠敬」 | 死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

2024年9月現在の国宝の総数1,143件。そのうち、美術工芸品912件。これをすべて肉眼で見ようという計画です。関西中心の情報をお届けします。

兵庫県は神戸市元町にある、神戸市立博物館 へ行ってきました(^_^)/


が開催中。
伊能忠敬は、江戸時代末期全国を歩いて測量し、正確な地図を作成したことで有名ですよね(^_^)
歴史の教科書で習いました。

この伊能忠敬の事績に関する資料が一括で国宝指定されています。
その数なんと、2,345点(^o^)

今回の展覧会では、その中から国宝22点が展示されます。

やはり「地図」が多いですねぇ(^_^;)

↑は複製品。

神戸での開催だけあって、地元が載ってる地図が多く展示されていました。

ただ、個人的にはあまり面白みはありませんでした(^_^;)
なんせ、地図にあまり興味は無いんで……ゴメンナサイ

測量器具とかもあるので、そういうのも多く展示していただきたかったな、と。
という訳で、今回のレポートは非常に薄めです(^_^;)


・国宝 伊藤忠敬関係資料

大判の地図などは、その大きさもあって、インパクト大なのですが、一方で緻密に作られているのがわかります。
書き込まれている地名や地図記号などは、非常に小さい文字で書き込まれています。
忠敬が通過した村々の名前などは、単眼鏡で見ても読めないくらいです(^_^;)

また、忠敬の書いた日誌も残っていて、それらも合わせて見ていくと、諸藩で当初は歓迎されなかった忠敬一行が、調査回数を重ねるに連れ、次第に歓迎されるようになってくるのがわかります(^_^)
国防の要である、自分とこの所領の地図を、幕府に勝手に作られてはかなわん!と、良い顔しなかったのが、忠敬の作る地図が、正確で有用であることがわかってくると、こぞって地図のおみやげをねだってくるのです(^_^;)

そして忠敬も、訪れた諸藩の測量をさせてもらう代わりに、その地の地図をおみやげとして置いて帰るようになります。
それらの地図は彩色され諸藩で大事にされ、今に残されたとのが展示されていました。

地図の複写には、オリジナルの地図に転写用紙を重ね、針穴を打ち、針穴と針穴を線で繋いでいくという手法が取られたようです。

上記のサイトで、高精細の画像拡大・縮小、比較といった事ができるようになっています。


展覧会を見た後は、お家でイロイロしてみても良いかもしれません。



しかし、同じような地図の展示が続くので、なかなか継続して興味を持たせ続けるのが難しそうなテーマですね。
博物館の人も相当苦労したことと思います(^_^;)

なお、貸出用の音声ガイドが無い代わりに、スマホでガイドが聞けるようになっています。


ヘッドホンを持って行かれることをオススメします(^_^)/

なお、神戸市立博物館には常設で、国宝 桜ヶ丘町出土銅鐸・銅戈の展示もありますので、こちらの鑑賞も忘れないで見ておきましょう(^_^)
過去のレポートはこちら↓

https://ameblo.jp/osapon-ok/entry-12560617836.html 


国宝 伊能忠敬関係資料は、京都国立博物館で開催される、特別展「京の国宝 


」でも別の資料が展示されるので、そちらで見られても良いかもしれません。