今まで東博には3回訪れていましたが、時間が無くて法隆寺宝物館へは行けませんでした(>_<)
トホホf(^_^;
法隆寺宝物館は、法隆寺献納宝物を保管・展示する施設です。
東博の一角にあり、拝観は無料(東博拝観料に含まれている)です。
少しだけ、法隆寺宝物館について解説しておきます。
江戸時代が終わり近代になると、時の権力者による後ろ楯や援助が無くなり、法隆寺の経営は逼迫してきました。さらに明治には廃仏毀釈の煽りを受け、いよいよヤバくなってきました(^_^;)
立ち行かなくなってしまう前に、なんとか手を打とうと考えた法隆寺は、宝物を皇室に売却することを考えたようです。
かくして宝物は皇室に買い取られ、後に国有化され、ここ法隆寺宝物館で保管・展示されるにいたりました。
300ほどの寺宝が収蔵され、そのうち11件が国宝です。
それでは中に入りましょう(^o^)
お堂の中を飾り付けるもので、↑の写真のように天井からぶら下げて使っていたようです。長いですねー(↑の写真はレプリカ)
2階に上がります。
国宝 鵲尾型柄香呂(じゃくびがたえごうろ)
国宝指定名称は、国宝 金銅柄香炉(鵲尾形)
"鵲"は"カササギ"という鳥です。右端の柄の終端部分の造形が、カササギの尾を模しているのでしょうか?あまり似てませんf(^_^;?(ガラスに私が写り込んでますが気にしないで)
それもそのはず、聖徳太子が使っていたと伝わるものなのです(^_^)
国宝指定名称も同じ、国宝 海磯鏡です。
直径50cmほどの大きな鏡です。2面ありますが、1面だけupしておきます。
奈良時代の鏡でこれだけ大きく状態が良いものはなかなか無いと思います。
海磯鏡の名のとおり、全面に波が描かれており、岩礁で釣りをする人、船で釣りをする人、海鳥などがキレイに描かれています(^o^)
とりあえず国宝だけを見て帰ったって感じなので、また、あらためてゆっくりと訪問したいと思います。
(^_^ゞ