Ⅰ期では、
・国宝 三体白氏詩巻 小野道風筆
・国宝 白氏詩巻(後嵯峨院本) 藤原行成筆
の2件の国宝が展示されました。
(前回訪問時のエントリーはこちら)
正木美術館の保有する国宝は3件。
最後の1件が、現在展示されています。
入館して最初の展示です。
大燈国師の筆で、師匠のそのまた師匠の虚堂智愚の詩の一節を、それぞれ2幅に書したものです。
35×90cmほどの堂々とした書、2幅です。
「渓林偈(けいりんげ)」は、
秋の風景を見ながら「禅の精神を理解するのはむずかしいよねぇ~」と言う話し。文書の一番最後に落款がありますが、書き上げた後に一文字抜けていることに気付き、落款の後に"寒"の一文字を付け足しているのが面白いです。
「南嶽偈(なんがくげ)」は、中国の偉い皇帝の誕生日を祝う言葉で、皇帝を山に例えて、その偉大さを讃える話し。
他にも大徳寺関連のものが出展されていましたし、千利休の像も、一休さんの書もありました。
これは創設者の正木さんが、お茶を好んでいたからなんですねぇ~
大徳寺は、お茶の世界では権威があるというか、なんというか、いいらしいんですよ。
やっぱり、千利休がらみかなぁ?金毛閣もあるしねぇ~
という事で、美術館の隣にある正木記念邸へも伺いましたよ(^o^)
茶室では、お茶菓子とお茶をいただき、軸やお花の説明もお伺いできました。
茶室での喫茶は500円、日祝のみの営業です、
正木美術館の国宝は、近々修理に入るそうです。
正木美術館50周年記念特別展「一片開花 - 滴凍翁の一粒の種 -」Ⅲ期は、12/2(日)までです。