死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

2025年12月現在の国宝の総数1,149件。そのうち、美術工芸品916件。これをすべて肉眼で見ようという計画です。関西中心の情報をお届けします。

山梨県は笛吹市にありますかいじあむ(山梨県立博物館)


へ行ってきました✨

現在こちらで開催中の特別展「山梨の禅宗文化」


では、期間限定(3/14~3/23)で国宝 達磨図が展示されているので、訪問した次第です。
この、国宝 達磨図、普段は東京国立博物館に寄託されているようなんですが、なかなか公開されず(修理してたのかな?🤔)私は初めて見ました!

と、言うわけで、さっそくレポート始めましょう。





・国宝 達磨図(だるまず)

向嶽寺所有の国宝。鎌倉時代(13世紀)の作。

縦120✕横60cmほどで、掛幅に装丁されています。

日本最古の"達磨図"だそうです。
展覧会のテーマが「山梨の禅宗文化」なので、禅宗の祖とされる"達磨図"中でも、👑国宝の"達磨図"を持ってきた訳です。
国宝の中でも唯一の"達磨図"ですからね〜
達磨が描かれているものなら、国宝 慧可断臂図もありますが……

禅宗は、座禅を通して悟りを求める宗派。よって岩の上で座禅する達磨(だるま)が描かれています。達磨のアイコンでもある赤いフーディーをまとっています。
↑身体に比して頭がデカいのも、いかにもダルマ風😅
↑髭もじゃなのに、でっかいイヤリング💦
なぜか歯を見せていて、真ん中の歯が抜けてる???
↑親指の爪、見て〜。港区女子みたいに長いでしょ。爪が長いのは高僧の証なんです。
↑胸毛は髭同様に、1本1本緻密に緻密に描き込んでいます。
実はコレ、宋〜元時代の最新の水墨画の技法を取り入れようとした初期のものなんです。
いわゆる「面貌細筆・衣紋粗筆」に則って描きたかったんだと思います。
顔は細筆で精細に描きつつ、対して服や岩などは、荒いタッチで筆致を少なく描こうとしていますね。

↑次に、画面上部の"賛(さん)"を見てみましょう。
内容は、達磨大師のプロフィールとその素晴らしさを説いています。
それをしたためたのは、元・宋時代に建長寺の開山として招かれた 蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)。
↑文末に「建長の蘭渓道隆、朗然居士のために拝賛す。」とあり、この"朗然居士(ろうねんこじ)"とは、北条時宗(ときむね)のことと考えられています。

蘭渓道隆は建長寺に招かれた後、北条氏の内部政争に巻き込まれたり、元寇に際しては元(げん)のスパイに疑われたりして、鎌倉を追われ、ここ山梨に辿り着きました。
武田信玄に信奉され、禅宗文化をこの地に根付かせていきます。その中で、この達磨図は向嶽寺で大事に伝えられてきたようです。

レポートは以上で〜す🤗



展示は3/23(月)までです。急げ〜💨💨💨