はんたろうの書きもの。 -4ページ目

処方箋

色々あって(省略)どうにもいられない気持ちになった私が仕事後に向かったのは
駅の本屋。

しをんさんの文庫でてるじゃーん🎶とか
表面だけでもるんるんしながら

荒んだときにありがちな衝動買いに近い形で文庫2冊購入。

で、ふらふらしてると、映画化した本の映像が宣伝で流れていて



「ぶどうのなみだ」


そうだ、観に行きたいと思ってたけどもう公開してるんだ!


と、偶然にも水曜レディースデーだったので映画館へ直行。


(あの宣伝て効果あるんだなぁと初めて思った)




三島由紀子さんの作品は、まえも
「しあわせのパン」を観ていたので


またあの空気感と美しさを味わえるかなぁと期待大。



そしてやはりおいしかった。


じゃなくていい映画でした。


ふたつの作品とも

人の中にある、重い物、静かに潜んでるけどなかなか外に出せない悲しみ
みたいなものを

必ず誰かの温もりと静かに寄り添って

空気に溶かしていけるような優しさが感じられて


好きだなぁと思います。



自分のしんどさも少し解消された気がして

こんな気持ちの時に、映画は味方でいてくれるな!

と、ちょっとだけ生きていく知恵を付けたような感覚。



予告編で、三島監督の新作もあった気がするので


今から楽しみにしているのです。


その時はそんなしんどい気持ちで観たくはないけど。笑

もう10月も半ばですが

8月から書いてないなんて…笑


色々、観に行ったりしてはいたんですが

なかなか書くに至らず。


9月は文楽の第3部、新作の「ふぁるすのたいふ」を観に行ったり(本当は漢字です)。
人形のほうが、時として人間より人間を表してるように感じる…文楽の魔法ですね。



歌舞伎座へ幕見にも。

仁左さまと千之助くんの連獅子!!


感慨深くて幕が閉まる時にうるうるしましたよ…。

日を置いて、法界坊も。

私的にも贅沢な出演陣!

播磨屋と仁左衛門さんだし

又五郎さんも…。

お弟子さんに台詞が付いてたのもちゃんと発見して。
一人で淡々とテンションあがってました。


うぁー、うぁー…!!(心の中)





小説は、私の中で鉄板の藤原緋沙子さん。


シリーズは違うけど

暖鳥 と 冬萌え

を立て続けに。


二つのシリーズに共通してる

主人公の男性から女性に感じる、ふとした瞬間の愛しさというか

不意に抱きしめたくなる感覚が、きゅんとする。。


男性目線の恋心って、なんか新鮮でいいですよね。。

普段あんまり聞けないし。




最近は、一作品だけ映画を観ました。


池松壮亮さんが出てる
「海を感じる時」


モズでのあの猟奇的な演技で

きたこれー!!
ってハマったわけですが

調べてみたら、映画「半分の月がのぼる空」に出ていたと…

大好きな映画なのに、モズで観て気付かなかった私。笑



だもんで、今回の作品も見たくなって。



酷いおとこですよー

でも最後の本棚ドンのあたりの流れがグッジョブですよー(誰)


なんか、こういう好きになる予定無かったのに、気づいたらこんなに、もう…!!



っていう役どころに弱いらしい。
(さよなら渓谷 とか)


さてさて、こんな生き方してますからチケット貧乏な私です。


今月はまだ、デカイ山が残ってます…。

本を読みたい心と時間の余裕

今回、小説を選んでいて

イニシエーションラブをえらんだのは全く予想外だったのでした。


しをんさんの新刊があるわけでもないし
(夏の文庫フェスに出ている「光」をお勧めします)

藤原緋沙子さんの小説は棚に乏しく
(橋渡し同心シリーズと見届け人シリーズ収集中)


モズの原作は現在キャストの顔カバーになっているから気が引けるし
(故に、一作目は古本屋で購入)


かといって、
私は読書家です!と高らかに名乗れるほどなんでも読むタイプでもないので
(音楽でも小説でも好きな作家に集中タイプ)


なぜか急に、しゃべくりにたいするファン感情で選択。笑


みんな何で選ぶんだろうか。


自分の直感に従わず、買ってしまった本がつまらないときの脱力感だけは避けたい。。


たまにカバーに惹かれる時はあります。

海と毒薬 が真紅のカバーで出てるのは惹かれる。ナイス!
(持ってるから買わないけど)



やたらカッコを多用してお送りしました。