折り合いのつけ方 | 森のようちえん お山歩隊 のブログ

森のようちえん お山歩隊 のブログ

香川県高松市に園舎をもたない “森のようちえん” が誕生し 今年で15年目を迎えました。 
自然の中で 子どもの自然な育ちを 応援したい
そんなお母さんたちが運営する 小さな手作りようちえんです

あっこはん教室では…

第2・3・4金曜日に自然観察指導員のあっこはんと一緒に五色台の森歩きをしています。

この日の散歩中あっこはんからおもしろく見える枝を拾ってみんなに紹介をする!

というテーマが与えられてそれぞれが発表しました。

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そういう流れもあって、子ども達は自分が見つけた素敵な枝をたくさんの子が持って散歩していました。その後スズメバチ目撃情報の場所があり、あっこはんから

「今から蜂がいる所を通るので、棒は置いて静かに歩いてください」

という注意がありました。

すぐに置いて行く子、置きたくないなぁ…と思いながら置く子

みんなそれぞれの姿がありました。

そして1番最後を参加者のIさんと一緒に歩いていたYは枝を離さないようです。

Iさんも頑張ります。Iさん「あっこはんが蜂が来るから枝は置いていってだって」

Y「…」

Iさん「枝を持ってたら蜂が来て刺されるかもよ」

Y「いいよ」

Iさん「私は嫌やからYとは一緒に行かないよ」

と主催者のあっこはんがそう言っているのだからIさんも頑張ります。

そんなやり取りのあと…Yは枝を自分の服の中に入れました。

Iさん「枝がYと一体化しとるな〜」と言って前へ進み出しました。

Yも進みます。

そしてスズメバチのポイントが近づくとYは歩くのがゆっくりになります。

Yはハチが怖いのです…。

蜂ポイントを過ぎ去ったらIさんの所へ走っていき「ハチ大丈夫だったよ!」

Iさん「大丈夫やったね」という場面があった

もちろんこの2人がビジターセンターに帰ったのは

みんなよりもだいぶ遅れてのこととなりました・・・

 

子どもとの生活の中でたぶんたくさんこういうことってあると思います

大人の想いと子どもの想い

もちろん子ども同士だってたくさんあります

ただどちらかの言うことに従うのではなく

お互いの主張の間をとるやり方

お互いがまぁそれならいいか…と思えるやり方

そんな解決方法が私は好きだし大事にしたいと思っています

色々な人の主張の中で自分を大事にしながら相手の事も大事にする

こうやって折り合いをつける力がついたら

人はどんな人とも共に生きていけるのではないかと思う

ただそれには自分を大事にしている事と

たっぷりの時間が必要ですけどね…

 

森のようちえんお山歩隊ではたっぷりの時間の中でこんなことを大事に保育をしています

 

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🌲森のようちえんお山歩隊

 〜園の保護者から聞く説明会〜

           《令和7年入園にむけて》 


森のようちえんは自然の中で子ども一人一人の自然な育ちを大事にしながら、大人が与えすぎず、ゆったり見守り、よりよく成長したいとする子ども自身の力を信じて待つ保育を大切にしています


日時:令和6年8月24(土)

時間:10:00〜11:30

場所:ふらっと仏生山

(〒761-8078 香川県高松市仏生山町甲218番地1)

対象:3〜5歳


森のようちえんってどんなところなの?どんな場所なの?費用、送迎など色々な疑問に園の保護者も交えてお話ができる説明会です

当日はお子様とお越し頂いて大丈夫です、お申し込みお待ちしております




 《お問合せ・申込み連絡先》

TEL 09028203076 みなと

Mail osanpotai@hotmail.co.jp


※ようちえんにて体験会も随時開催しております。7月は4日(木)、9日(火)です。予定日以外でも体験可能ですので是非何度でもお越しください