みなさん、こんばんは。
こころとからだを癒す
茂原(もばら)の医師
永野 修です。
「修ちゃんには他の理由があると思う
よ。」
ある友人からなぜ医師になったのかを
聞かれ、そのことについて答えたとき
にそのように言われたのです。
その時、自分が答えた内容は以前にも
ブログに書いたように、こんなもので
した。
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それは高校3年生の5月ころでした。そ
れまで将来のことを真剣に考えたこと
がなく、いよいよ高校3年生にもなった
し、大学へ進学することも考える時期
であったので、将来はどんな職業に就
くのかを真面目に考えてみたのです
ね。
そして、「どんな仕事に就きたいか」
を自問したときに、機械を対象にする
のではなく、人間を相手にする仕事が
良いなと思ったのです。さらにこの想
いが湧いてきたのです。
「人の役に立つ仕事をしたい」
これが思い浮かんだ次の瞬間に、
「あっ、医者だ」
と閃いてしまったのです。
この直感の衝撃はあまりにも大きく、
それが浮かんだ直後に別の部屋にいた
父親のところへ行き、「医者になろう
と思うんだけれどもいいかな」と了解
を得るようなことを、まるで何かに駆
り立てられるようにしたことを覚えて
います(父親は本気じゃないだろうっ
て思ったと後日話してくれました)。
そして、その日から僕は本気で受験勉
強に取り組むようになったのですね。
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ただ、その友人には何か感じたものが
あったのでしょうね。何となく納得し
たようなしないような顔つきで、その
ように返答してきたのです。
「修ちゃんには他の理由があると思う
よ。」
もしかするとその友人は直感というも
のはどこかに大切な想いがあってそこ
から生じてくるものと分かっていたの
かもしれません。
そして、僕はその友人の言葉を頭の片
隅に残したまま過ごしていたのです。
そして、先日、ふとしたときに、その
ことに気づくことがありました。
それは、ある日の朝に通勤路の近くの
ダム湖に立ち寄って、しばらくその畔
を歩いて湖面を眺めていたときのこと
でした。
実は、大学時代に部活の遠征で地方に
行った際にはその土地のお城やタワー
などの建造物や、山や川や湖などの自
然の名所などに立ち寄ることが多かっ
たのですね。
その中でも湖はよく覚えていて、福島
の五色沼、秋田の田沢湖、山形のお
釜、青森の十和田湖、北海道の洞爺湖
や支笏湖など。時間があれば友人たち
とボートに乗って湖の上を移動して楽
しんでいました。
そして、その際はボートから体を乗り
出して湖面の奥を眺めていたように思
います。そして、そのときにいつも思
うことがあったのです。
「吸い込まれてしまいそう」
それは湖の奥深い暗闇にどこまでも引
き込まれてしまいそうで、少し怖さを
伴う感覚でした。だた一方で、本来で
あれば水は冷たいものですけれども、
湖の奥底に沈み込んでいく自分を想像
すると冷たさよりも程よく温かで心地
よさを感じているような、そして体全
体が水に包み込まれて安心するような
不思議な感覚もありました。
その感覚が先日、湖畔を歩いていると
きに、ふっと蘇ってきたのです。
そして、なぜか、その感覚を紐解いて
みたくなったのです。
続きは次回に書きますね。
最後まで読んでいただきありがとう
ございました。
あなたの明日が
素晴らしい一日になりますように。
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