みなさん,こんにちは.
前回は
“こころの状態”を知るには?
がテーマでした.
そして
今回は
“からだの状態”を理解する
についてです.
みなさんは
“からだの状態“を把握するために
どうしていますか.
たとえば
健康診断を定期的に受けていますか.
健康診断は
病気が潜んでいる可能性が
あるかないかを拾い上げる
ためのもの(スクリーニングといいます)
ですので
たとえ
健康診断の結果がすべて正常
であっても
いつでもベストな体調でいられるとは
限りませんよね.
私も1ヵ月前に受けた
健康診断はすべて正常でしたが,
それでも
体が軽い朝もあれば,
倦怠感が1日続くときがあったり,
頭が重い午後もあったりします.
実は私自身
“からだの状態”については
どうしたら
毎日を快調に過ごせるのか
まだよく理解できていないのです.
そのような折に
ふと本屋で手にして
興味を持ったこの本が
今の私のバイブルになっています.
順天堂大学医学部教授
小林弘幸先生著
“よむだけで
自律神経が整う
名医の言葉“
https://7net.omni7.jp/detail/1106824280
小林弘幸先生は
小児外科医であり,自律神経研究の
第一人者でもあります.
この本の見出しで
私が気になったものを
抜き出してみますね.
【「健康」とは
細胞の隅々まできれいな血液を
流すこと】
数ある健康の定義のなかで
この言葉がいちばん素敵だなと
思っています.
そして
きれいな血液とはどのようなもの
なのだろうと考えています.
きっと,“こころの状態“が影響して
いて,ストレスが少なく過ごせることが
きれいな血液の素なのではないかと
思っています.
(ストレスフルで過ごしていたら血液
もドロドロになっていそうですよね)
【 本当の休息とは
「ストレスを減らすこと」
「休息=動かないこと」ではない】
確かに休日,ゴロゴロ,だらだらして
いても,かえって体がだるくなること
はありますよね.
小林先生は,人間関係に起因する
ストレスが多いと書かれていました.
人間関係の改善が鍵なのですね.
【 自分でも気づかないほどの
「小さな怒り」があなたを不調に
陥れていく.そして
1ヶ所20分の片づけが
「小さな怒り」を解放していく】
20分以上やると,片付けに夢中に
なってしまうようですので要注意です.
あくまでも心身を整えるための
片付けとのこと.
私もときどきやっていて,確かに
気持ちが落ち着きますね.そして
「小さな怒り」に気づけるように
意識して生活しています.
【「今日失敗したこと」
「今日一番感動したこと」
「明日の目標」
この3行の手書き日記で.
自律神経が整う】
この習慣は
この本を購入した昨年11月から
続けています.私は寝る前にこれを
手帳に書いています.
気持ちが整理され,穏やかに眠りに
つけることに役立っています.
【「美味しく」
食べることに集中すると
驚くほど心身がスッキリする.】
スマホ見ながら,テレビ見ながら,
本を読みながら,パソコンで仕事し
ながら食べることではないですよね.
ゆっくり噛んで,味わいながら食べる,
そして
ときどきは目をつぶって味覚をアップ
させるのもいいかもしれません.
【美しく歩くことは,美しい人生へと
導いてくれる.】
病院内を歩いているときは
いつも患者さんから見られています
ので,歩く姿を意識するように
なりました.
やはり
疲れきってふらふら,よれよれと歩いて
いる先生より,元気にはつらつとした
姿の先生のほうがよいですものね.
外出時には
ショーウインドウに写る自分の
歩く姿を見てみます.
背中を丸めながら,
下を向いて歩くのではなく
背筋を伸ばして目線を挙げているか
チェックします.
ほかの人の歩き方をみて
素敵だなって思う方の
マネをしてみたりもします.
きれいな歩き方をすると,気分もよく
なりますね.
【忙しいときは,空を見上げる.
そこには,
思いもよらなかった素敵な
光景が待っている.】
この本を手にするまでは,
忙しすぎて,空を見上げること
なんて意識したことは
ありませんでした.
その後は
自宅のベランダからや,
通勤中に空を見上げて,
白い雲と真っ青な空のコントラストや,
そこに真っ直ぐな飛行機雲を従えて
飛んでいく旅客機の美しさに
感動したり,
夜空では,
そこに瞬く星や月の輝きに
宇宙の神秘を覚えてジーンときたり,
しています.
そのほかにも
“皿洗いは,最高の休息”
なんてことも書いてあって
やってみる気になっています.
さて,
これらのことが習慣になったら
“からだの状態”は
良いままで維持できるのかも
しれません.
そして
“こころの状態”を把握する
のに感情のレベルを記録した
ように
からだの調子のレベルを
100日間記録してみようと
思います.
その結果から
“からだの状態”で
何か気づくことがあったら
患者さんに伝えていきたいのです.
最後まで読んで頂きありがとうございました.