自分の体を理解する.その1 | こころとからだを癒す茂原の医師のブログ

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あたまとこころとからだをテーマに
日常生活や診療での気づきを綴ります.

みなさん,こんにちは.

 

みなさんは,今

どのくらい調子がよいか

ことばで説明できますか?

 

例えば

100点満点で何点でしょうか.

 

仮に70点だとしたら

その理由は何ですか?

 

ちなみに

今の私は80点です.

その理由は

1日の仕事を同僚と協力して

無事に終えられた充実感があること.

そして

このブログを

自宅で

静かな音楽を流して

温かいコーヒーを

飲みながら,楽しく考えている

からですね.

 

マイナス20点は

起床時の爽快な身体と比べると

少し疲労感があることと

場所がお気に入りのカフェでは

ないからです.

 

今では

こんなように一日のふとしたときに

自分の体の調子を考えるように

してみています.

 

ただ,ほんの数ヶ月前までは

このようなことは全く意識して

いませんでしたし,

職業柄,自分の体調の良し悪しは

当然,掌握しているものと思い込んで

いました.

 

しかし

昨年,病気を患ってから

意識が変わりました.

 

まず

体調には

“こころの状態”

“からだの状態”

の2つが関係していることに

気づいたこと.

(これまでのブログに関連したこと

を書いています)

 

そして

“こころの状態”には

一定のリズムがあると知ったことが

大きいですね.

 

それは

オグ・マンディーノ著,

「地上最強の商人」

を読み,知ることになりました.

(以下,その部位を引用します)

 

【ペンシルベニア州のレックス・ハーシ

ー教授が行なった研究では、「人間の

平均的な感情の周期は五週間前後で

ある」と結論づけられました。】

 

【ただし、あなたの感情の周期はぴった

り五週間とは限らず、それよりも長いか、

あるいは短いかもしれませんが、あなた

自身の感情の「高まり」と「落ち込み」

の周期を知ることができたら、すばらし

いに違いありません。】

 

【ここで、自分自身の重要な秘密を探る

ための簡単な方法をご紹介します。

次のような表を用意してください。】

 

【毎晩、一日をふりかえって、その日の

あなたの気分をチェックしてみて

ください。そして、当てはまる欄に、

黒い点で印をつけ、毎日その点をつない

でいってください。】

 

【そこに、ある種のパターンが存在する

のに気づくはずです。それが、あなたの

自然な感情のリズムで、ほとんどの場合、

そのパターンがくり返されます。】

 

 

実際に

私は2018年1月から6月までの

150日間,感情のレベルを上記の

ように記録してみました.

 

その結果は

幸福感:34日(23%)

壮快感:70日(46%)

普通:35日(23%)

不快感:6日(4%)

憂うつ:4日(3%)

不安:1日(1%)

でした.

 

まず,その結果ですが,

「壮快感」以上の日が150日のうち

104日(69%)ありました.

「不快感」以下の日が11日(8%)

ありました.

そして

記録をはじめて,50日目までは感情の

レベルにリズムがあるようでしたが,

それ以降は不快感以下の日がなくなり,

普通と壮快感と幸福感を不規則に

移動していました.

 

その他,気づいたことです

・理由もなく気分が落ち込んでしまう

 ことも感情のリズムの一つであると

    思えて、それは自然なことなのだと

    気楽に捉えられるようなった.

・3分の2の日は“良い気分”で一日を

    終えられている.

・「幸福感」は家族や友人や同僚などと

 楽しい時間を過ごしたとき(つながり

 を感じたとき)に現れやすい.逆に

 人と接することがないときは得られ

 にくい.

・「壮快感」は本を読んだり,セミナー

 を受講したりして,新しい学びや

 気づきがあったときに得られること

 が多い.

・「不快感」は気が乗らない事を

 やらなくてはいけないと感じている

 ときに出る.

・「憂うつ」は人間関係の悩みがある

 ときに出てくる.

・「不安」は将来の見通しが立たない

 ときであった.

 

まとめると

 

この習慣(毎日寝る前に「今日の気分は

どうだった?」という質問に答える)

ことを続けると

 

1.良い気分で過ごせるような行動を

  意識してするようになる.

2.毎日のちょっとした幸せや

  うれしかったこと,楽しかったことに

  目が向くようになる.

3.マイナス感情を引き起こす原因が,

  わかり,自分でそれをコントロール

  しながら生活できることが分かった.

 

これらの気づきが,徐々に不快感以下

の日が現れにくくなった理由かもしれ

ません.
 

次回は“からだの状態”を理解する

について書こうと思います.

 

最後まで読んで頂きありがとうございました.