スペイン/日本の猿のニュース !!
7月27日(水曜日)
今日は、何年ぶりか思い出せないほど久しぶりでしたが、ちょっと断れない夕食の誘いがあり、夜のマドリードに出掛けました。日本料理店でのディナーという事で、それはそれで良かったのですが、その内のスペイン人夫婦おしゃべりが凄く、9時から始まった会食も、結局終わったのは深夜の12時、3時間も付き合わされてしまいました。幸い、メトロは動いていましたので30分余りで帰宅できました。炎天下でゴルフより遙かに疲労感を覚えました。
スペインでは相変わらず森林火災、日本では新型コロナの話題ですが、バイデン大統領が複数回の検査で院生になったと言うのも組み込んでいました。高齢なので心配していましたが、平癒して良かったですね。
スペインでは、今日も今日とて、南部アンダルシア地方のマラガ県では、僅か2時間の間に4件もの火災が発生したとTVが大きく伝えています。
こんな中、スペイン人の友人から、日本のニュースが日刊紙「as]に載っていた、といってその記事を送ってくれました。「サルのアタック」というような見出しでしたので、てっきり今話題の「サル痘」に関する警告的な記事だとばかり思いました。ところが読み進むと、「サル痘」とは全く関係ない、本当の"猿"の話でした。山口県のある自治体では、これまで人間と野生の猿は上手く棲み分けをして平和に暮らしていたが、最近、開けっ放しの窓から侵入したり、町中でも人間に近づき、アチコチ引っ掻いたり、噛み付いたりして、40人余りが軽傷を負っている、という何とも他愛の無いものでした。しかも、猿が山から降りてきて、悪さをするという話しは、何も今に始まった事ではなく、以前から同じような話は聞いています。国内のサル痘の感染状況については余り触れず、こんな遠く離れた日本の猿の悪戯話を、cnnの自治体の関係者へのインタビューまで引用して報じています。ノンビリ感が滲み出て良いですね。
欧州最強のパスポートはスペインとドイツ ‼️
7月26日(火曜日)
日本の主なニュースは、今日も相変わらず新型コロナ関連が中心で、過去二番目に多い感染者が出た、東京は何人、大阪は‥と騒ぎたて、いたずらに不安を煽っています。以前は世界200ヶ国のコロナ感染状況を逐一伝えてくれていたロイター通信も、余り意味が無いと思ってか、今月15日を最後に、少なくとも私が常に数字的に参考にしていた「graphics.reuters.com」では更新を停止しています。とはいえ、日本のメディアは国民の不安を煽って"ナンボ"の世界ですから、仕方がありませんね。
まだ感染者が1人しか確認されていない「サル痘」についても煽りに煽っています。
昨日も書きましたが、スペインの感染者は3000人を超えています。
こんな中、読売新聞(電子版)の片隅に、女優の島田陽子(69)さんが亡くなったことが報じられていました。彼女にはこちらで何度かお目に掛っていますが、辺りのスペイン人も思わず溜息を漏らすほどの美しさでした。
M・Yさん、C・Mさん、Y・Yさん、Y・Sさんなど、日本で有名な女優さんでも、こちらに来て普段着でいると、そこらのおばさん、お姉ちゃんと何ら変わりがないのですが、島田陽子さんの美貌と存在感は、三田佳子さんや岸恵子さんに並ぶほどずば抜けていました。この感想は、決した個人的な者ではありませんので念のため‥。
ご冥福を祈ります。
スペインのニュースも、やはり中心は森林火災で、現在でも、約20ヶ所でまだ鎮火の気配がなく燃え広がっています。明日からはこの猛暑も一段落する予報ですので、沈静化に向かって欲しいものです。このような深刻な状況とは全く無関係ですが、標題のようなヨーロッパプレスの記事が目に付きました。
日本でも何度か報じられた話題で目新しい物ではありませんが、標題のように、ヨーロッパではスペインとドイツのパスポートが最強というものです。その基準は自国のパスポートで査証なしに何カ国に入国できるか、というものですが、スペインとドイツは190ヶ国で世界では第4位だそうで、世界のトップ10の中には、ヨーロッパの7ヶ国がランキングインをしています。勿論、これまで、何度も話題に上がったように、世界最強のパスポートは日本で、193ヶ国にビザ無し渡航が可能になっています。大袈裟に言うほどでは無いにせよ、やはりそれくらい国力があるという証明にもなりますので、誇って良いと思います。
スペイン/TVニュースは猛暑と火災一色 ‼️ and 今日もゴルフへ‼️
7月25日(月曜日)
同じ事ばかりを繰り返し言っていても埒はあきませんが、とにかく暑いですね。
今日もスペインのメディアの報道は、猛暑と森林火災一色になっています。
その反面、「WHO」ではサル痘感染者が世界的に増加し始めた事を受け、緊急事態宣言を発出しました。感染者は17000人とも19000人とも言われ、スペインでは3000人以上の症例が報告されています。昨日までは確認されていないとされていた日本も終に感染者が出ているようです。
あれほど大騒ぎしていた新型コロナについても、「WHO/EUR」は、この6週間で感染者数は3倍になったと発表していますが、これらのニュースは、猛暑や森林火災の話題には敵わないと思うのか、報道はしているものの、"知る人ぞ知る"程度の扱いになっています。
今夏の森林火災の大量発生は、もちろん、放火やタバコのポイ捨てなどによるなでによる失火なども含まれるでしょうが、猛暑による気温の上昇と、湿度が非常に低く土地や大気が乾燥したスペイン特有の気象に要因があると思います。
個人的な意見ですが、火災の規模によっては、どれだけ延焼を防ぐの効果があるのかは分かりませんが、日本には森林(山林)火災に備え、森林を伐採し数十メートルに渡る分離帯、いわゆる"防火帯"というのがあります。
スペインに"防火帯は皆無"とは言わないまでも、私は取材がてら、国内の森の中の村々、山間の村々など隈なく巡っていますが、一度も目にした事がありません。
スペイン各地の渓谷に入り込み、釣りを楽しんでいる友人がいるのですが、念のため、彼にも防火帯の存在を尋ねたところ、矢張り、"見た事がない"との事でした。
何しろ熱波による猛暑は、地震や火山の爆発、台風や津波と同じように、ある程度の予測はできても、人間が絶対に止められない自然現象ですから、可能な限りの事後対策と言うか、被害を最小限度に抑える為の最大限の努力はすべきだと思います。
スペインの森林火災では消防関係者を始め人的被害も出ていますので、1日も早く鎮火する事を祈るばかりです。
今日も早起きしてゴルフに行ってきました。現在(午後8時)の気温は36℃、日中の最高気温は39℃まで上がりました。
やはり、昨日と同じ午前9時35分ティ・オフでしたので、さほど暑さは気にならず、体調も昨日と比べると遥かに良く、疲れは殆ど感じませんでした。ただ、スコアに関しては昨日ほどではなかったですが、何故か気分は爽快でした。気分爽快の理由の一つだったかどうかはともかく、ゴルフ場に到着した時、偶然、マドリードのマルティネス・アルメイダ市長と鉢合わせ、丁寧な挨拶を頂きました。市長とは記者会見の席でお目に掛かっていたのですが、ゴルフの腕前はハンディ4、アマチアゴルファーなら誰でも憧れる"片手シングル"のようです。余談ですが、マドリード政府といえば、元同州の首長だったエスペランサ・アギーリさんも、女子アマゴルフのスペイン代表選手の1人でした。
自宅に帰ると、北海道の札幌に住む友人から、"スぺインはものすごい猛暑のようですが、体調は如何ですか、札幌は朝夕は寒いくらいです" という内容のメールが届いていました。同じ北半球とはいえ、札幌はマドリードより遥かに緯度が高いので、当たり前の話ですが、なんとも羨ましい限りです。