マタギx撮影家「iPlantsプロジェクト」 | Photo Life in Toyama

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富山の写真家 林治のブログです

いつも Photo Life in Toyama へご訪問ありがとうございます。

 

さて、今日は知り合いの方が取り組んでいるクラウドファンディングについてご紹介させていただきます。

 

 

 

それは

 

【マタギx撮影家】日本の植物をデジタル化する「iPlantsプロジェクト」

 

です

 

 

このプロジェクトがどんなものかというと、(非常に説明しづらいのですが)プロジェクトHPの言葉を引用すると、「このプロジェクトは一人のマタギと撮影家がタッグを組み、日本の野山に自生する植物を撮影してデータ化し、そのデータ化した植物=iPlantsで商品を作り、新たな価値を提供することを目的としています。」ということになります。

 

カメラ

 

ただよく分からないと思うので補足しますと、マタギの方々は昔から授かった(狩猟した)動物の毛皮やクマの胆嚢(たんのう)などの動物資源を現金収入に変えていましたが、現在は法律的に売買することが難しくなりました。そこで、今度は地域の植物資源を授かって商品として販売しながらマタギとして生きている方が増えています。

例えば、秋田県北秋田市阿仁地区では、オオバクロモジという植物を採取しクロモジ茶という商品に加工して販売しており、好評を博しています。

 

 

 

ところが、このオオバクロモジという植物は、これ以上クロモジ茶が売れるとそれに応じてたくさん森林から伐り出さなくてはなりません。また、さらに事業を拡大すると、とても持続可能な状態ではなくなります。

ほかの植物にしても同じで、この有限の資源は採れば無くなりますし回復に時間がかかります。

その最たる例は林業ですが、山菜やキノコ、渓流魚、薪に木炭。こうしたものは売上を上げれば上げるほど資源が失われていくものです。

 

つまりこのような生き方をするうち、「山の恵みは採ったら無くなる」という難題に直面し、このジレンマをどうにか解決できないかと頭を悩ませることになったそうです。

 

 

このプロジェクトを立ち上げた1名の方は、現在秋田県北秋田市阿仁地区でいわゆる「阿仁マタギ」を生業としている方です。

 

彼はこれらの理由から「実世界の植物=rPlants」を採取して商売をすることに限界を感じ、「デジタルデータの植物=iPlants」を整備し、これらから将来「循環」する産業へと繋げていく努力を始めました。

 

そして賛同した写真家が現在共同で取り組んでおり、現在、以下の3つの段階のビジョンを掲げています。

 

第1段階 「採取」データ採取したiPlantsを使いスマホケースなどの商品として販売する

第2段階 「加工」採取したiPlantsを原型を留めないほど加工し、例えば色を抽出するなどして商品にし販売する

第3段階 「循環」採取・加工のステージを取り入れつつ、実際の森林が辿るような森林形成の過程「循環」をデジタル上に再現する また誰でもiPlantsを利用できるようにしたり規則の整備も行なう

 

ウワミズザクラのiPhoneケース

 

カメラ

 

この写真家の方は コンドウ ダイスケさんという方で、先般6月3日のPSJ日本写真協会の式典(九段会館)でお話しする機会があり、また翌日Canon OPEN Gallery 1(Canon 品川)に伺ってお話しを聴きあらためて賛同したため、ここでご紹介させていただきます。

 

6月4日に伺った「マタギの鉛筆」写真展(左)

 

写真展は既に終了してしまいましたが、iPlantsプロジェクトのクラウドファンディングは6月末までおこなっています。

私も昨日支援参加させていただきました。

 

よろしければ一度ご覧になっていただければと思います。

 

詳しくは以下をご参照ください。

 

 

 

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