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今日は、PRIMUS製の一体型ガスバーナーが破損した件について報告いたします。
PRIMUS P-153 ウルトラバーナー 破損
1/18-19の上高地行きで、最近愛用していたガスバーナー PRIMUS P-153 ウルトラバーナーが「グラグラ破損」となりました。
ネットを検索すると他にも同じような破損記事が見つかるので、参考事例として書きこみます。
※注:ブログ記事公開後、親切な読者の方から「PRIMUS P-153のグラグラはネジが弛んで起こるので、ドライバーを持参して対処すれば全く問題ない。」ということを教えていただきました。ありがとうございます。
しかし、メーカーが取説やwebに対処方法(ネジを自分で締めること)を記載していないこと。そして私の場合ネジをドライバーで締めても元通りにならずかなりグラグラのままであることから、これは破損であってメーカーに送付して修理しなければ使用してはいけない状態と判断しました。そのため、あえて内容を変更せず公開を継続しています。
PRIMUS P-153 ウルトラバーナー 破損内容
まず PRIMUS P-153 ウルトラバーナーがどのようなバーナーか・・ですが、下の写真のようなものです。
現在一番人気があるバーナーなので、持っている方も多いと思います。
特長は
・コンパクトで軽量、本体116g
・3600kcal/hと圧倒的なパワー
・安定性・防風性の高い四本ゴトク
・点火装置付き
と申し分のないスペックで、一体型バーナーとしては冬でも安心して使用できる数少ない機種です。
そこで、私も数年前に冬用として購入し愛用していました。
ところが、今回テント場へ到着してバーナーを使用したところ、本体金属部分が途中からグラグラしてうまく使用できないことが判明しました。
山行前、自宅でチェックした時は破損していなかったので、今回(山中を含む)運搬中に破損したと思われます。
運搬状況
運搬状況といっても、山へ登る人が普通に行なうザックへのパッキングを行ない、それを車に載せて運び、登山口から担いで歩いたといった内容です。
具体的には「本体付属の布製ケースに入れたバーナー」(下-1画像)を、「食事用備品入れ(布製ポーチ)」(下-2画像)の中に入れ、ザックの上の方に入れておいた。という感じ。
下1画像
下2画像
また、バーナー本体は2022年に新品購入したので使用1年半といったところ。冬を中心に年間10〜15日使用したものです。
破損箇所
下の画像をご覧ください。
このストーブは、もともと上側と下側が別のパーツで構成されており、赤いラインの部分でバネ状の金属を間に挟んで繋いでいる構造です。
そして私の場合、この赤いラインの繋ぎ目部分が外れたような形でグラグラになりました。
赤線=グラグラになった部分
これが実物:隙間が空いたようです
今回は単独で上高地へ入ったので、予備のバーナーは持っていませんでした。
従って、雪を溶かして水を作ったり、食事を作ったり、グローブを乾燥させたりするため、グラグラのバーナーに点火し、コッヘルを載せる際にはコッヘルの取手を持ちバーナーに重量を掛けないように・・という使い方で凌ぎましたが、ガスが漏れて大事故になるのではないか、とヒヤヒヤしました。
帰宅後検索したところ、何件かグラグラという記事が出てきたので、意外に多いトラブルなのかもしれません。
私はもうこの機種を購入することはありませんが、皆さんもご注意ください。
3シーズン用として愛用しているストーブ:snow peak 地
一体型の PRIMUS P-153 ウルトラバーナーが破損した話をしたので、同じ一体型で長期間破損せず使えている機種についても書いておきます。
それは・・以下の写真 snow peak ギガパワーストーブ 地 GS-100R2 です
これ、初代が発売されたのが 1998年だそうですが、私が購入したのも発売直後。
つまり約25年前に購入したことになります。(初期型なので点火装置もありません。)
また、当時追加でもう1台買い、2台ともそれ以来愛用してきましたが、冬用ガスを使用すると意外に火力は強いし、なにより構造がシンプルなので破損したこともありません。
ちなみに、私は日本百名山を70数座登頂していますし、一時は沢登りや岩・バリエーションもやっていましたが、ほとんどこいつと同行してきました。
snow peak 地
今回、PRIMUS P-153 ウルトラバーナーが破損したことにより、逆に snow peak 地 の良さが再確認できたので、この機会に1台メンテナンスを行なってこれからも使えるように、本日、本体を snow peak へ発送し「ガス缶接続部のパッキン」と「本体内部のO-RING」の交換をお願いしました。
いずれにしても、1台破損し使えなくなったため新たに軽量・冬用バーナーを購入することになりますが、冬以外の季節はこれからも snow peak 地 を使っていこうと考えています。