映画「掘る女 -縄文人の落とし物」 | Photo Life in Toyama

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富山の写真家 林治のブログです

映画「掘る女 -縄文人の落とし物」

 


 

昨日:5月27日(土)映画「掘る女 -縄文人の落とし物」を、富山市の映画館、ほとり座で観てきました。

これは、縄文時代の土器を掘る発掘作業に携わる人たちを3年間に渡って取材し撮影されたドキュメンタリー映画。

30年間同じ現場で発掘を続けてきた人や、高校生の時に発掘を経験した人がその後考古学者になって発掘に人生を賭けて生きている姿、大学時代に発掘した現場を25年経って訪れる今は学者になっている人、こうした人たちが発掘したものを通じて縄文時代の人々やその生活に触れながら、生き生きと夢を持って生きている。

実際の内容はとても地味な映画ですが、この映画で描かれている、スポットライトを浴びている人たちがすべて女性であって、発掘という作業を知ったことによって何年・何十年経ってもキラキラと輝く人生を送っている。
映画に描かれているそんな姿には、流石に感銘を受け心を動かされました。

昨日は上映初日ということで、この映画を制作された監督、松本貴子さんがいらっしゃっていて、映画の後、舞台挨拶として様々なお話や質疑応答がありました。

この映画、初めは女性に的を絞る気はなかったけれど、取材を重ねるうちに、自然と輝いている女性たちにスポットライトを当てる気持ちになっていったそう。
確かに、汗水垂らしながら発掘をし、珍しい土器が出てきた時に歓声を上げるその屈託のない素晴らしい笑顔には癒され圧倒されました。

映画館を出たあと、とても気持ちが前向きになる。そんな映画でした。
素晴らしい映画に感謝。

■「掘る女 縄文人の落とし物」公式サイト

 

映画「掘る女 縄文人の落とし物」公式サイト


■ほとり座 上映時間:6月2日までです!

 

 


■松本貴子さん Twitter記事

https://twitter.com/horuonna2022/status/1662379747266134016?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Etweet