ごきげんよう。藤村です。

 

ネトウヨがTwitterで外国人留学生デマを散らかすたびにアクセスカウンターがゴリゴリと回るこのブログですが、

今年は特に議員や候補者のデマツイートやデマ演説が目立つ一年でした。

 

ということで、2022年にTwitterにデマツイートを投稿したユーザーの中で、特に害悪のレベルの高いものをランク付けしてみました。算定基準は以下の二つ。

 

① デマの拡散力

ツイートのいいね数、リツイート数など。著名人や議員、議員候補者だと加点要素です。

独断で10点満点で評価します。

 

② デマの深刻さ

一年間で複数のデマを流していたり、ストレートなデマだったり。調べれば簡単にわかるようなデマだったりも含みます。

独断で10点満点で評価します。

 

上記の掛け算で、100点満点で評価します。

そして今回はデマのみを扱うので、以下のような基準で審査を行いました。

 

① 対象内になるもの

明らかに情報として間違っているもの、および以下2点もデマとして扱います。

・「外国人留学生は毎月11万4千円の奨学金を・・・」。国費留学生の枠は3,4%。にもかかわらず「外国人留学生は」という巨大な主語を使っているからです。

・「外国人留学生は優遇されている」。迷いましたが、根拠や論拠を示さずに主張している場合はデマとして扱う事にしました。中には根拠や論拠を示した上で間違っている人もいますが・・・。

 

② 対象外になるもの

ヘイトスピーチ、「外国人留学生に税金を投入するな!」はデマカウントには入れていません。これはこれで問題ですけどね。

 

さて、栄えあるデマツイートアワード優勝は誰なのでしょうか。見ていきましょう!

 

 

 

第7位

ハミチ

https://twitter.com/hamichi56

 

 

おおむね月に1度、ほとんど同じ内容のツイートを行い、留学生制度バッシングをぶちかます。藤村は心の中で「今月のハミチ」と呼んでいる。

「留学生には世界に類を見ない厚遇」が具体的にどういうものなのか、彼の口から語られたことはない。

日本人の「学生の奨学金」は拡充され、それに比して外国人留学生への奨学金のほうが明確に少額となったことを、恐らく彼は知らない。

いいね!の数も鑑み、一般人ながらも7位に入賞!おめでとうございます。

 

①デマの拡散力 7点

②デマの深刻さ 6点

合計得点:42点

 

 

第6位

橋本琴絵

 

遂にアカウント凍結を食らった橋本琴絵氏。ツイートのキャッシュが残っていたので画像をサルベージできました。

「外国人留学生は学費無料」「『人種と国籍』で学費を決める日本政府」とのこと。

かなり大胆なデマですね。やはりネトウヨと言うのは3,4%を全体だと捉えるくらいの知能じゃないとやっていけないのかな。

 

①デマの拡散力 7点

②デマの深刻さ 7点

合計得点:49点

 

 

 

第5位

矢田わか子

国民民主党・前参議院議員。

 

 

「実は、日本の学生よりずっと手厚い。」

「日本の学生より手厚い、」(6月15日ツイート)

「日本の学生以上に手厚い支援がある外国人留学生制度」(6月13日ツイート)など。

 

阿蘇山が富士山の一合目よりも高いからと言って、阿蘇山が「実は、日本のどの山よりずっと高い。」とはならない。

同様に、国費留学生制度があるからと言って、「実は、日本の学生よりずっと手厚い。」とはなりません。

何度でも言いますが、日本の給付費奨学金や授業料免除制度は、留学生が対象外であり、一人当たり予算は留学生<日本人学生です。

 

「外国人留学生支援が日本人学生支援より手厚い」という結論部分のみを独り歩きすること、

特に今年は、下記の「玉城雄一郎、党首討論事件」へとつながったことも鑑みました。
 

 

①デマの拡散力 8点

②デマの深刻さ 7点

合計得点:56点

 

 

 

第4位

てつや

 

 

上記のようにデマに基づきたびたび留学生ヘイトをたれながすYouTuber(?)。他にも

「外国人留学生への超優遇」(12月22日、20日ツイートなど)

「学費は外国と同様に日本人学生の2倍」(4月7日)

など、ちょっとよくわからない情報も流している。

ヘイトをコンテンツとしてビジネス化するタイプのクズ。

 

①デマの拡散力 7点

②デマの深刻さ 9点

合計得点:63点

 

 

・・・ここまでも魑魅魍魎でしたが、上位3人は格が違います。心してみてみましょう。

 

 

 

第3位

ひろゆき

 

 

 

暴論の帝王!ひろゆきが3位に入賞です。逆に言えば1位と2位が凄まじすぎるのですが・・・。

特に上記ツイートは目が飛び出て世界一周するレベル。こちらの記事でも検討しましたが、一つのツイートで複合的デマを展開してみせる、さすが暴論とデマの総合商社。

デマの中身はリンク先を見てね!びっくりするよ。

 

 

①デマの拡散力 9点

②デマの深刻さ 8点

合計得点:72点

 

 

 

そんなひろゆきが敵わない相手・・・そう、2位は「留学生デマ」のスペシャリストであるあの人です!

 

 

 

第2位

フィフィ

 

 

元祖・外国人留学生デマッター、フィフィ!今年は第2位に入賞。

私がこのブログを開設したころからこの調子です。今年も

「ほとんどの国では、留学生の学費が自国の学生より高いんです。」

「海外では留学生は基本的に自国の学生より学費が高いです。」

「留学生は返還不要な奨学金、その他諸々、世界標準からしてもズレてるから。」

などなど。

 

こちらの記事で、だいたい反論しているので是非みてね。

 

留学生ネタあるところにフィフィあり!と言うべき存在で、2022年の留学生ヘイト、留学生デマを先導する存在として活躍していました。その功績をたたえて、2位としたいと思います。

 

①デマの拡散力 10点

②デマの深刻さ 8点

合計得点:80点

 

 

 

 

・・・そして、フィフィでさえ押さえてのぶっちぎりの1位は・・・・彼です!

 

 

 

 

 

第1位

くつざわ 日本改革党 元豊島区議

 

 

随所で様々な演説を振る舞う豊島区の恥。

「外国人留学生には学費・生活費・家賃・医療費・里帰り渡航費などを年間約380万円を返済不要でくれてやり」

「外国人留学生には年間約380万円を返済不要でくれてやって」

「外国人留学生には、生活費補助・学費補助・医療費補助、帰国の飛行機代まで出してやって年間約380万円」

などなど。

 

彼の演説の情報ソースは概ね下記のもの。「家賃・医療費」への補助があると主張しているあたりは、間違いないですね。

 

 

・・・でも、待ってください。上記の画像には「年262万円」と書かれている。彼の主張する「年380万円」とは、118万円の開きがあるじゃないですか。

 

・・・ということで、情報ソースはさらに昔のものにさかのぼります。

 

 

「年に380万円。」とありますね。2008年の2chがソースなんですね。

で、このソース上の計算、間違いがありますね。

「6)宿舎費補助/月額9,000円または12,000円(年144万円)」とあります。

そう、12000円は12か月でも14万4千円であり、144万円にはなりません。

 

くつざわ氏の、これに基づく「年380万円」は掛け算ミス、2007年までに廃止されたものを現存しているかのように扱う、など複数の面で・・・・もう、愚かとしか言いようがないですよね。

しかも彼の悪質な所は、これを本当に随所で演説して回っているという、ネット上でのデマがリアルにまで侵食しているというところです。

 

無知性、無理性、反知能の極み。これぞ!ネトウヨ!

ぶっちぎり、下位に大差をつけて文句なしの1位です!おめでとうございます。

 

①デマの拡散力 10点

②デマの深刻さ 10点

合計得点:文句なし!100点!!!

 

 

 

最後に

2022年も色々ありましたね。そんな中でも「留学生デマ」界隈としては、やはり国会議員や候補者などが街頭や国会の場で、留学生デマに乗っかってきたというのが特徴的な一年だったと思います。

矢田わか子氏、くつざわ氏もさることながら、今回は入賞しませんでしたが日本第一党なんかもそうでした。

 

そして終始一貫して、彼ら彼女らの口から、「国費留学生の割合は3,4%に過ぎない」という事実が語られたことはありません。

「医療費補助」「家賃補助」の根拠が語られているのも見たことが無いですね。例のピンクの画像のみ。

「海外の大学ではもっと学費を留学生から沢山取っている」という主張も多いですが、その一次データを示している人もいません。

 

私のブログの良いところは、それら一次データと正当な根拠に基づいて主張を展開しているところだと思います。彼らネトウヨには、決してできないことです。

ネット上で「こんなことを書いているのを見つけたんだけどファクトチェックしてほしい」などありましたら、ぜひぜひ、コメント寄せてくださいね。

 

良いお年を!来年もよろしくお願いします。