C520 電源入らず | Ham Radio 修理日記

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C520 M57796MA(144)5W M57797(430)5W \61,800 1989年
電源が入らないとの事で預かりました。
当時、相当数売れたハンディーではないでしょうか。
私もC620を使っていて、スキーでの連絡用に使っていました、懐かしいです。
このC520言わずと知れた、電解コンの液漏れで動作しなくなるリグです。
 
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ブログをやっていない頃から何台も修理しました、修理できるものと、お手上げ状態のが半々です。
今回はどうでしょう、上の写真の通り治りました。
この機種はケミコンを外す為には、邪魔になるコネクターがあり、これをまず外し
コテを2本使って、パターンを剥がない様に外します、
半田を取り除いた後、十分アルコールで洗浄します、部品面だけでなく、
パターン面も洗います、ひどい物はパターンが無くなり、繋げる事が出来ないほどひどいものがあります。
 
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比較的軽症で、パターンも切れていませんでした、メモリー電池は0Vでした、
今回220μのミニミニ コンデンサーの代わりに、表面実装用のケミコンの台座を外し使用しました。
 
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ケミコンを交換しただけで、ほとんど調整ずれもなく動作しました、
バンドを広げても感度が良く、売れていた理由が良く分かります。
 
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メモリー電池も交換し完了、
このケミコン交換作業は臭いのでしばらく遠慮したいです…
 
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