FT-790R 修理 | Ham Radio 修理日記

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FT-790R 430MHz 2SC3020(1W) \79,800 1982年
単2電池9本を内蔵して使えるオールモード ポータブル機です、
修理で預かりました。
 
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依頼内容は変な表示が出るとの事、
確認すると、周波数ステップが25KHzで表示も変です、内部を確認するとCPUに設定する
向け先や、機種を変えるストラップにDIPスイッチが取り付けてあり、この設定が
790R用ではなかった為でした、DIPスイッチを取り外し本来の430MHzの設定に戻しました。
 
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点検し始めると何か不安定で、変調もおかしいです、
電解コンデンサーの液漏れで腐食しています、FT-726の修理でもこれと同じ電解10μ/16Vが駄目でした。
しかしこれの交換が大変で、VCOの内部にもあり基板面のシールド板を外さないと出来ません。
 
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コネクターを外しただけでは基板を外せませんので、慎重に作業しながら
13個のコンデンサーを交換しました、液漏れしているのは10μだけなんですよね?
取り説の中に調整要領もあります、再調整し完了です。
 
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