FT-705 修理 | Ham Radio 修理日記

Ham Radio 修理日記

お問い合わせは”メッセージを送る”からどうぞ。

FT-705 S-AU26(430MHz)5W \41,800 1981年
YAESUのハンディは初めて扱います、送受不良との事で預かりました、
取り説には回路図が付いていません、サービスマニュアルをネットで探しても見つからないので
そのまま修理する事にしました。
イメージ 1

動作を確認すると、音が出ません、送信もRFインジケータは出ますが、
TXが赤く点灯せず、パワーも出ません。
回路図も無いので、とりあえず中をのぞくと、
いきなり目に付いたのは、ケミコンから黒い物が焼け焦げた様にも見えます。
外して見ると、液漏れでパターンが無くなっています、
このタイプのケミコンは初めて見ました、細長いタイプで100μ/16Vです。
イメージ 2

オーディオの出力にも同じコンデンサーが使われていて、これも良く見ると
液漏れし、変色しています。
清掃しパターンを補修、同じコンデンサーは無いので普通のタイプに交換。
イメージ 3

チェックすると、動き出しました。
測定しても特に問題はありませんでした、外した部品です。
イメージ 4

メモリーが保持出来ないので、電池をオーダしとりあえず完了。
ロジック部、電池がボンド?(白い物)で固めてあります。
つづく
イメージ 5

メーカに電池を頼んだ所、2週間も経ってから”ありません”との事、
すぐ回答出来ないのかな、<`~´>
タブ付きは諦めCR1220にリードを半田しチューブで囲い取付、
メモリーも出来るようになりました。
電池への半田は危険です、お勧めしません、念のため。
イメージ 6