PCS-4800 改良 | Ham Radio 修理日記

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PCS-4800 29MHz FM 140×50×172 2SC1969(10W) ¥62,800 1982年

 

PCS-2000シリーズの次に発売された4000シリーズの29MHz、FM機です、
2000の次は3000では?
3000の型番は2000の海外向けで使ったので4000にしたと思われます。
2000シリーズ(158×62×246)からの操作は基本的には変わりませんが、匡体大きさが
大幅に小さくなっています、その後5000、6000、7000シリーズまで幅、高さは変わっていません。
周波数表示はグリーンでLEDを使用した最後の機種です、次の機種からLCDに変わってしまいました。
非常に特徴のある変調で、私の一番のお気に入りです。
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さて本題の改良ですが、電源を本体スイッチでON、OFFすれば問題ありませんが
外部電源のON、OFFや、車のエンジンをかけた時にメモリーがめちゃくちゃになり
アンロック状態になってしまいます、
後期の回路図を見ると電源電圧が9VになったときCPUをOFFさせる回路が追加されています、
この無線機の製造番号は、93台めの初期ロット?のためこの回路が入っていません。
のちに改良したと思われます。
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簡単な回路なので穴あき基板で作り追加しました。
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基板止めビスにスぺーサーで浮かせ共締めしました、
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この場所に配線しますが、この配線なので断線には注意が必要です。
その後、まったく誤動作しなくなりました。
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以前に交換したメモリー用ニカド電池3.6Vです。
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