さてさて。
日常茶飯事ではあるんですが、自動車税申告でトラブったw
天敵の東京ではなく、埼玉で。
まあ一般の善良な方々であればすんなり引き下がるであろうことなんですがねww
今回はちょっと特殊なクルマ。型式不明のやつ。
カタログモデルではなかった頃にインポーターが国内に入れた数十台のうちのひとつ。
流通しているのは同じほぼ初度登録、同じ仕様。価格も同じ。
ワタシ自身、年明けからあちこちで数回移転登録を経験していたモノなんですがね。
型式不明は型式指定も類別もないので、税事務所が税額を算定するにもワケ分からんてのは分かります。
だから事前に照会を入れます。
今回、そのやり取りで送られてくる回答FAXがなかった。
まあしかし課税標準額も税額も分かっているのでそれを記入して申告すると、
「税額が記入されていますが回答FAXありますよね?裏付けがないと受けれません。」
?
埼玉は申告事務を整備振興会が受託しています。そう教育されているのでしょう。
ここで「申告」の意味を窓口にぶつけてもカスハラ呼ばわりされるだけだし。
あそう。なら隣りで聞いてくりゃいいんだろ。
税事務所は整備振興会の隣。そんなに面倒でもないし。事前照会の控えもあるだろうし。
結論としては30分以上待たされて、正しい税額より全然高い額を言い渡されてww
車両本体価格を確認してんのか、ディーラー?インポーター?にTELしてあーだこーだ。
そこからレッドブックを引っ張り出して、上司らしき人間とあーだこーだww
で、自信満々に言ってきた額が本来より1万以上高いという。
いやいや違うよこれ。だから事前照会の控えを確認してよ。あるはずだよ。
「何日の何時頃に照会のFAX送られたか分かりますか?」
?
奥で分厚いファイルを引っ張り出してバサバサやってるww
「膨大な量がありますんでね。探すの時間かかりますから」
おいおい、回答履歴をデータで管理してないのかよ?
・・・う~ん待ってられん。
仕方なく休暇中だった販社担当者さんに電話して、業務担当の人に連絡を入れてもらい探してもらったところ回答FAXを発見。
それを税事務所にFAXしてもらった。
「あれ~ほんとだ~」
ムカついて、なぜ同じクルマで同じ照会先なのに異なる税額が算出されるのか問うたところ、
「これ特殊なクルマなんでぇ」
いやいや・・・。
まあ確かにワタシが回答FAXを事前に手に入れていれば良かったわけですがね。
みなさん覚えておいてください。計算はテキトーです。信頼はおけませんので必ず自分でも計算しましょう。
仮に向こうのミスであっても一旦払ってしまったらクソ面倒くさい過誤納付の還付手続きをしなければなりません。
昔一度ありましたんでね。
その時ももちろん謝罪もありません。「これは申告ですので本来あなたが正しい内容を記入するものですから。こちらが言う税額はあくまでも参考なので」なんて平気で言ってきますww
ちゃんと聞いてみてください。税額案内センターでは必ず、
環境性能割は○○円、「と思われます」と回答しますから。
で、話を戻します。
申告ってのはあくまでも「こちらが申告をする」モノです。
「申告」であれば、その申告を受けた側は本来そのまま受けなければならないわけで、税額の正誤は受けた後に確認審査するのが筋。
仮に申告でウソ八百、テキトーなことを書いてたとしても、車検証自体は裏付に付く裏付けで作られているものですから後からナンボでも追いかけることができるわけですし。
といっても、車両の内容、住所や連絡先はその場で確認しないと事後何かあると困るので、そこの正確性くらいは確認するのは当然ですがね。
確定「申告」がその見本。とりあえず受けて、内容を確認して、疑義があったら住民票などに基づいて追いかけてくるわけで、申告ってのは申告完了までは性善説が元なんです。申告を受けた後の審査はゴリゴリの性悪説だとしてもね。
最初から性善説でやると事務負担や徴税コストが膨大になる、ってんなら「申請」とかに名称を変えないとダメでしょ。
ことこの自動車関連の手続きにおいては、行政側の利便性やコストを優先するがあまり現状おかしい話になっています。
こちとら明確な事実に基づいて申告しても、向こうがその場でそれを確認できない場合は、その裏付けの資料を提出しない限り「この税額がウソかもしれないから」申告を一切受けない。
実際にこの「ウソかもしれない」という言葉で着火したんですがwww
さらにその税額は、こちらが独自に調べて申告したものではなく、税事務所側が算出する税額と同一「以上」の額でなければならないってww
以前、アルファードの申告の際、パッケージ違いの税額で大モメしたことがあります。
車台番号を入力するメーカーのグレード検索サイトで回答を受けた廉価パッケージのグレードで税額を申告したところ、税事務所側データではその類別区分番号でそのパッケージが存在しないから、通常グレードとして申告せよ、という。
「こちらのデータに基づいて申告しないと認めない。異議があるならメーカーが作成した証明書を提出しろ。それまで車検証は返却しない」
もちろん爆裂すると、
「なぜ自分で計算する?東京は税額案内センターを設置してやっているんだからそこで事前に確認すればいいだろ」
そうです。申告と言いつつ、全ては税事務所側が提示する税額で支払え、その税額と異なることは認めない。という現状。
おかしいことは歴然ですが、その矛盾を認識しているから東京では、課税標準欄は決して窓口担当者が記入せず、窓口担当者が言う額を必ず申告者自身に書かせます。
聞くと「申告だから」だそうwww
ここだけで体裁を整えるwwあほかww
で、申告を受けても、納付をしないと車検証を返却しない。いっとき人質として取られます。
支払って車検証を返却してもらわないとナンバープレートをもらえない。
だから納付率100%。取りっぱぐれなし。
税額の見解が異なってても、異議があっても、帰りの足やクルマの納期などを優先して泣き寝入りして、言われるがままに支払う人も多いです。
今では当たり前のようにこの手続きの流れができていますから疑問を持つ人はいないでしょうけどね。
ワタシはおかしいと思う。
「申告」ならねw
余談ですが、自販連だけはツケ払いが認められてるという不思議。まあこれも事務効率の観点からなのでしょうが。
「得体の知れない奴らはウソつくかもしれない。払わないで逃げるかもしれない。」
申告なのに事前からがっちり性悪説なんですわww
長い歴史の中で次第にこんな仕組みになっていったのでしょうが、硬直化も甚だしいですね。
そもそも流れも税額も全て機械判定できるはずなのにそこに無理矢理人を介在させています。そのフローが絶望的にアナログ。
OSSの中で税申告が一番のガンだと断言するのはそんなところ。車庫証明は審査があるのでまだ人の介在が避けられないですが、型式指定車は車台番号で最後のパッケージから新車時の課税標準額まで判定できるんだから、そもそも税額算出に電卓をたたく必要がないはずです。
環境性能やレンタ歴はMOTASで判定できるし、イレギュラーったらせいぜい並行車、架装車や構造変更、障がい者減免くらいでしょ。国交省内部でもそれを分かってる人は腐るほどいるんでしょうが、誰も手を付けないというのが硬直化の表れです。国と地方自治体の対立構造みたいなww
まあ、ムダだ非効率だ削れだなんだとギャーギャー言ってますが、究極、それらに関わる莫大な人数の食い扶持とどちらを優先すべきか、というところなんでしょうな。
自動車税関係だけでなく、ハードランディングさせると業界の数千人が一気に切られるでしょうからね・・・
難しい。