都知事選が終わって考えたこと | 幸せな起業と新規事業とビジネスと

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 東京都知事選挙が終わりました。選挙が終わって考えるのは、都民は都知事に何を望んで投票したのだろうかということ。日ごろ23区や市町村には関心が向きますが、都庁への関心は薄いです。地元のスポーツ協会に参加していますと、東京都スポーツ協会は桁外れに資金が潤沢なのでびっくりします。 

 

 コロナ感染では検査やワクチンで東京都の存在を意識しましたが、それ以外では税金を徴収される程度で縁の薄い役所です。そのため知事選や都議会議員選挙で名前がでる以外、余程政治に関心のある人でなければ話題になることも少ない選挙でした。ただ今回は小池知事の事前の選挙運動や学歴が関心を呼びました。 

 

 何よりも興味を引いたのは、東京都議会での小池知事と野党との質疑応答を映した動画です。電通子会社に発注した都庁舎を映すプロジェクションマッピングの発注内容です。全ての質問に知事は答えず、局長が的外れが回答をするばかり。知事の学歴問題に関しても同じ手口で局長が答えているありさま。 

 

 多分、この動画をみたなら大半の都民はびっくりしたと思います。しかもこのような事態をマスコミはまったく報道していない。国会で大騒ぎになった”森友加計桜の会”と同じで、当初は当時の安倍首相を追求しなかったように、都議会も築地跡地利用や神宮外苑開発など次々に問題が公になっています。 

 

 神宮外苑開発では、開発主体の三井不動産が小池知事の政治パーティーで大量のパー券購入が噂されています。現在の自民党と同じで、問題に焦点を当てるとぼろぼろときな臭い動きが見え隠れしてきます。最初は軽い気持ちで学歴詐称をしたことから始まって、雪だるまのように詐称行為が膨れ上がっています。 

 

 今後小池知事は、選挙の結果から都民の承認を得たと主張すると思われます。外苑開発ばかりでなく、都内の地価高騰を招くような開発を不動産会社は突き進みそうです。本来なら東京都は、都民の住宅取得をしやすくするため地価が上がらないような政策を取るべきなnなのですが。 

 

 現在は日本政府の財政運営が破綻しかっていて、東京都はその代わりの安定策が求められるのに、国と一緒になって大企業向けの経済政策を推進しています。見栄と張ったりだけの小池政治では、この先の自民党と歩調を揃えた政策は恐怖を覚えます。軽いウソから始まった小池政治のこの先の不幸が、都民として不安です。 

 

【ひとり言】 

 東京都知事ほど楽な役職はないとよく言われます。石原慎太郎元知事は、週のうち2,3日しか登庁しなかった言われます。するとその後の知事も同じように登庁日が減ります。前任者のスタイルは、その後の役職者に踏襲されそれが当たり前になります。そういう意味では、都知事はぐずぐずの仕事をなさっているたいへんな人たちです。