幸せな起業と新規事業とビジネスと

幸せな起業と新規事業とビジネスと

お金の計算よりも、いかにお客さんの役に立てるか、真摯に息の長い起業、新規事業を考える人向けに情報提供をしてます。本気で現代の起業、新規事業を考えましょう!!

人に役立つビジネス 行動経済 起業・新規事業支援 時代の変化 習慣で化ける個人の能力 パラダイムシフト 失敗前原因分析 フランチャイズ加盟相談 ビジネスチャンス 学歴・職歴を変えるコンカレント教育

 日本ではナフサ不足が深刻で、今後の物価上昇にも影響を及ぼしそうです。世界的にみてもナフサ不足が深刻なのは日本、韓国、台湾の3カ国に集中しているようで、他の国は化学品やプラスチックが不足して価格が急騰しています。国によってはこれら製品の供給制限をしている国もあるようです。 

 

 ナフサ不足の原因は、原油からの石油素材作りに限った特殊事情があるようです。原油からナフサだけを抽出することはできず、一般的には原油からLPG→ナフサ→ガソリン→灯油→軽油→重油の順に抽出していきます。近年、EV(電気自動車)の普及が急速に広がっていてガソリン消費が減っています。 

 

 そのためナフサ不足に対応するためナフサだけを生産することはできないため、ナフサの代替品を考えるしか方法はないようです。現在、マラッカ海峡を経由しない産油国から原油を調達することでナフサ不足の問題は解決すると思われています。日本の場合はEVの普及が少ないのでガソリンの需要は多いですからまだ助かります。それでもナフサ輸入は価格が高騰していてたいへんです。 

 

 わたしなんかは今回のナフサ不足は意外と長引くような気がしています。単純な石油不足の問題だけでなく、日本経済に対する危機管理の意識がまるでないことが心配です。これまで何度も聞かされたことですが、危険な状況が発生していることを意識できているかどうかが問題です。 

 

 危機的状況の把握とパニック防止とが最優先ですが、わが国の石油輸入の最大動線であるマラッカ海峡をタンカーが通れない事態が発生しました。石油備蓄があるとはいえここが戦争状態になっていることを考えると、国民に対し数字で現状を説明し、買い占めや過剰発注などの禁止を云うべきです。 

 

 またこの戦争が一時的な危機ではなく新しい日常になる可能性も出てきます。実際これまでのような過度のナフサ依存は日本社会を不安定にします。発想の転換によって代替品を生む努力や消費行動の変更も必要になります。日本経済は過去のオイルショックでは省エネや小型化によって現在の日本スタイルを確立しました。 

 

 以前の日本のような危機的経済状況に対して立ち向かっていく勇気など今の日本にはありません。どうみても政権を維持することを第一に、国民には大人しくしてもらって政権批判など起きないことばかりに関心が向いているようです。ナフサ不足ばかりでなく、この国には腹の座った人材が不足しているようです。 

 

【ひとり言】 

 日本社会はまもなく2040年問題に直面しようとしています。あまり話題になっていませんが、2040年は日本の高齢者人口が最大になる年です。これまでも人口問題の予測はほぼ確実に起こってきました。過ってソ連邦の崩壊を予言したのも人口学者で、人口増加や減少はほぼ確実に実現します。日本の人口も、2025年の死者数は160万人。誕生する乳幼児は70万人。このペースで人口は減り高齢化は1年1年進んでいきます。なのに外国人労働者を減らし、働けない高齢者ばかりが増える。この先どうなると思いますか。