リールのメンテナンス ~09 アルデバラン 編~ | アラフィフオヤジバサー おさかなつれたよブログ

アラフィフオヤジバサー おさかなつれたよブログ

釣りブログっぽいですが魚の写真はほとんど登場しません。

今年から挑戦しているリールメンテも8台目となりました。

 

残りは3台ですが全部シマノさんのリールです。

 

ワタシのお友達はシマノ派さんが多いので、セルフメンテナンスに興味が出たときに参考にしてもらえるよう、写真を多めにしてみました。

 

僭越ながら解説入れてますが、我流のところも多いので参考にする際はご注意くださいね♪

 

ちょっと長いので興味がない方は記事飛ばしてもらって、『いいね』をお願いします ( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

 

ってことで、今回メンテするのは09アルデバラン。

 

ワタシの手持ちの中で1番状態が良いリールの1つですが、巻いた時のコロコロ感が出てきたので改善させたいところです。

 

今回もグリッチオイルを使ってグリスレス化してみました。

 

 

まずはカバーを開けてスプールを外します。

 

 

中に入っているベアリングを外します。

 

 

“ベアリング抜け止め”という部品を外すのですが、飛ばしやすいので要注意ですビックリマーク

 

 

ベアリングは1030ZZです。

 

 

お次はハンドル側。

 

ハンドルは社外品(ゴメクサス)に替えてありますが手順は一緒。

 

ビスを緩めてリテーナーを外します。

 

 

10mmのレンチでナットを緩めます。

 

左ハンドルの場合は逆ねじになっているので緩める方向に注意です。

 

 

パーツを順番に外していきます。

 

2枚一組になっているこのワッシャー、方向が決まってて“()”となるように取り付けられています。

 

 

“スプールブレーキツマミ”を外します。

 

 

ツマミの裏にはワッシャーなどが入っていますが、今回はメンテしないのでバラさずこのままにしておきます。

 

 

“ベアリング抜け止め”を外してベアリング(1030ZZ)を抜き取ります。

 

 

外したパーツは外した順番に並べておきます。

 

 

スプール周りのベアリングはパーツクリーナーに浸します。

 

初めてメンテナンスするベアリングは『ベアリングリフレッシュセット』を使って脱脂することにしていますが、このベアリングは過去に脱脂済みなのでこの手順はパスします。

 

過去記事 スプール周りのベアリング交換。

 

 

パーツクリーナーを乾かした後、回転に異常がないことを確認してお好みのオイルを注油。

 

ワタシはパッシブを使ってます。

 

 

 

 

 

 

続いてハンドル側。

 

○印内のビスを3個外します。

 

 

メーカーによってはビスの径や長さが違う場合がありますが、アルデバランは3本とも同じサイズでした。

 

 

メインシャフトが通っている穴にローラーベアリングが入っています。

 

 

ここはバラさずに古いグリスを拭き取った後、エボ500を塗布しておきました。

 

 

次にメインギヤとピニオンギヤ周り。

 

ピニオンギヤのばね(2個)は紛失しやすいので先に外しておきます。

 

 

潤滑は良さげですが、グリスが乳化して白くなっている場所がありました。

 

 

“クラッチヨーク”という樹脂部品は取り付け方向が決まっています。

 

 

今回は“メインギヤ軸”も外します。

 

ビスを2か所外した後、

 

 

軸を引き抜いて“Eリング”を外します。

 

ココのベアリング(1208ZZ)は、脱脂した後エボ500を注油しました。

 

 

メインギヤとピニオンギヤ周りのパーツ。

 

パーツクリーナーで清掃済みで、取り外した順に並べてあります。

 

 

お次はクロスギヤ周り。

 

ビスを1個外して、“レベルワインドガード”を取り外し。

 

 

“レベルワインド受け”を緩めて、

 

 

“クロスギヤピン”を抜きます。

 

 

“クロスギヤ軸”の端にある“Eリング”を外します。

 

 

Eリングは2か所ある“くぼみ”の1か所に精密ドライバー(マイナス)を突っ込んで捻ってやると外しやすいです。

 

 

ただ、飛ばしやすいのは取り付けのとき。

 

精密ドライバーでEリングを押し込むとき、ドラーバーの先端が指先に刺さりやすい作業でもあるので、怪我には気を付けてくださいね。

 

 

 

 

 

作業に戻って、コチラはクロスギヤ(Eリングの反対側)。

 

 

Eリングを外した後、軸をクロスギヤ側に抜きます。

 

 

さらにバラしてパーツクリーナーでお掃除。

 

 

 

 

 

 

ココからは組み立てとオイル塗布。

 

ワタシの場合、ギヤの摺動部分には高粘度オイルのエボ500と2000を使い分けてます。

 

クロスギヤ軸(レベルワインド軸)にはエボ500、その他のギヤにはエボ2000をブラシで塗布。

 

あと、錆止めとして金属製の部品にはエボ500をうっすら塗ってます。

 

通常はグリスを塗るところでグリスレス化については実釣で検証していないので、潤滑剤についてはお好みでお願いします。

 

 

 

 

 

オイルの塗布には100均で買ったアイシャドウ用のブラシを使ってます。

 

毛足が短めでブラシにある程度のボリュームがあって、さらに毛が抜けにくいのがGOOD。

 

さらに、メンテ中はいろいろな工具を使うので短めの柄が使いやすくてポイント高いです。

 

オイルを塗るときは、こんな風にブラシの上にオイルを1滴垂らして、

 

 

ギヤを回しながら薄く塗っていきます。

 

 

最後に、分解と逆の手順で各パーツを組み立てます。

 

Eリングを飛ばさないこと、部品を余らさないのがコツです(笑)

 

 

 

 

 

ハンドルノブのベアリング(740ZZ)に注油して作業終了。

 

ココはロサとエボ500のブレンドとしてます。

 

エボ500だけでもいいんですが、粘度が高くて浸透しづらいので中粘度のロサとブレンドしてます。

 

 

作業終了、お疲れさまでした♪

 

 

 

 

 

 

メンテナンス後の感触ですが・・・

 

何ということでしょう!

 

コロコロ感は改善したものの、ハンドルを勢いよく回転させたときの“シュイーン”って音が大きくなったような・・・( ̄▽ ̄)

 

通常のスピードでハンドルを回転させる分には気になりませんが、オイルの塗布量がちょっと少なかったかしら?

 

ま、実釣でどうなのかが肝心なので、シーズン開幕時に検証してみます。