ベイトキャスティングリールのベアリング交換に挑戦してみました。
不器用かつめんどくさがり、さらにあまり使い心地にこだわらないワタクシですが、キャスト時の異音が我慢できないレベルになってきたのです。
ベアリングを交換するリールはコイツ。
アブガルシアのREVO STX、6.4:1のモデルです。
超級型・・・もとい、超旧型のリールですが、まだまだ現役です(笑)
とりあえず異音がなくなればいいので、スプール周りのベアリングだけ交換します。
リールのオーバーホールやベアリング交換に関しては、たくさんの方々が紹介しているので、詳しく知りたい方は別のサイトをご参照いただくのが良いかと。
色々な方法があり何がベストかは諸説あるようなので、お約束ですがブログ内で紹介した方法については自己責任でお願いします。
前置きが長きなりましたが、早速作業開始です。
まずは交換するベアリング。
信頼の国内メーカー、ミネベアミツミさんのベアリングをサイズ違いで2種類準備。
好みはありますが、メンテの楽なシールドタイプにしました。
10個で送料込み、2320円。
安いっす。
今回はこのうちの2個だけ使います。
まずは『脱脂』という作業を行います。
新品のベアリングはグリスが充填してあって、これが抵抗になってスムーズに回転しないため、内部のグリスを除去します。
洗浄用オイルを入れた蓋付きのガラス容器に新品のベアリングを浸し、軽く容器を振ります。
また、時々ベアリングを取り出して回転させてやるのもヨシ。
ベアリングは精密機械なので、あまり強く振るのは避けた方が無難です。
ちなみに、洗浄用オイルはZippoのライター用オイルを使いました。
作業中はもちろん火気厳禁です。
通常はこれで脱脂できるらしいのですが、シールドタイプは見えないので秘密兵器を準備♪
ABC HOBBYさんのベアリングリフレッシュセット。
実はラジコン用。
シールドタイプのベアリングの内部洗浄だけでなく、今回はやりませんがグリス充填もできちゃう優れモノです。
使い方は簡単。
パーツに洗浄したいベアリングをセットして・・・
蓋をする。
逆さまで使用できるパーツクリーナーをセットして…
噴射!!
これでベアリング内部はピッカピカのはず!
で、脱脂完了♪
潤滑と錆防止のため、シマノのリール用オイルを少しだけ垂らしました。
続いてベアリングの交換です。
まずはサイドカバー側。
5角形のストッパーリングを細めのマイナスドライバーなどで取り外し、ベアリングを交換、リングを取り付けます。
リングを飛ばさないよう注意です!
この辺りは作業に没頭してたので写真無し。
リングを飛ばしてしまい、末娘ちゃんと探し回ったのはココだけの話です ( ̄▽ ̄)
次はスプールベアリング。
アブガルシアの場合、スプールシャフトピンを抜かないとベアリングが交換できません。
このピンは左右で太さが違い、方向が決まっているので要注意です!
ベアリングの抜き差しには、HEDGEHOG STUDIOのベアリングリムーバーを使用します。
方向に注意して、ベアリングリムーバーでピンを押してやります。
このくらいまで抜けたらリムーバーのハンドルを180°入れ替え、細い方でさらに押し、ピンを抜きます。
ピンが抜けたらベアリングを交換し、逆の手順でピンを挿入します。
もちろん、方向注意です!
太い方と細い方が同じくらいの長さになるようになったらOK。
スプール、サイドカバーを取り付けて作業完了♪
肝心の効果ですが・・・
手でスプールを回した程度ではベアリング交換の効果を実感できず (;^_^A
実際にキャストしてみないと分からなさそうなんで、次回の釣行で確認してきます。
唯一実感できたのは…自分の老眼が思ったより進んでいたことかな ( ̄▽ ̄)
老眼鏡、買いに行きます。