おつり、当然ながら、きっちり返してますよね?

で、こんなときがあると思います。


店 「4980円です」

客 「5000円で」

店 「おつり、20円です」

客 「いいよ、とっといて」


また、こんなときもあると思います。


店 「5020円です」

客 「5100円でお願い」

店 「おつり、80円です」

客 「ご馳走様」


お金の話なので、それが儲けと言われればそれですが。

半端20円とか、お客さんにサービスしましょう。

広告代です。


食べにいったときの、ちょっとした気遣い。

これは、ものすごくクチコミで広がります。

変なチラシにお金を掛けたり。

ネットで業者に頼んだり。

そんなことより、よっぽどお客さんを引き連れてくる宣伝です。


これは小銭の話ですが。

気遣いというものは、本当に大切です。

おつりに限らず。

お客さんに見える、見せる、気遣いをしましょうね。

お店を始めて、「えらいひと」なってはいませんか?


アルバイトさんが続かない。

リピートのお客さんが増えない。

仕入れ業者がお客で来ない。


思い上がっている人が店長やオーナーのとき。

そんな症状が現れます。


お店をしたからといって、えらくはない。

頑張ってはいるのでしょうが。


上からモノを言われて、喜ぶ人はいてないでしょう。

恩着せがましく言われて、いい気はしないでしょう。


同じ事を伝えるのでも、上からと下からでは、効果が違う。

上からで得することは何もない。

下からで損することは何もない。

常に、自分を戒めながら、丁寧に会話を繋ぎましょう。


あなたは「えらいひと」ではありません。

頑張っている人であっても。

それなりのウンチク、ありますか?


お酒に対するウンチクも良し。

フードに対するウンチクも良し。

店内のお皿に対するウンチクも良し。


お店を彩る全てとは言わないけれど。

何か特化して、これだけは負けない知識を持とう。


楽しい会話のエッセンスになる。

雰囲気が落ちたときの切り返しになる。

一言欲しいときの助けになる。


言葉は大切。

使える知識は、心に響く力を持ちます。

楽しく聞ける【ウンチク】を持っているのも。

お店のマスターの必須条件。


お店に来たお客さんが、

「お店にきたぞ~」

という気持ちになっていると思いますか?


十人十色で、それぞれのお客さんが求めるモノは違う。

でも、何かしらかの目的があってやってくる。

そのひとつが「お店にきた」という気持ちではないか。


あるひとは思う。

「いつもの御飯が食べられる」


あるひとは思う。

「いつものメンバーがいるからなぁ」


あるひとは思う。

「例のお酒、今日もあるかなぁ」


お店にきたという気持ち。

家とは違う、やっぱり何か特別なものがあります。

それを満足させるべく、日々、力をいれましょう。

食べ物を扱うお店で、必ず必要になるもの。

そう、味。


単純に考えて、美味しいお店と不味いお店。

どちらのお店に行きたいですか?

当然のことながら、美味しいお店に行きたいですよね?


お金を取って、食事を提供する以上。

来た人が満足する食事を提供することが大切。

満足するためには?


楽しく食べる食事なのか。

しっとりムードで食べる食事なのか。


お客さんが求めるものを見極め、提供する。

それが欠かせません。


お店のウリがあるはず。

大半のお客さんは、それを目指してきてるはず。

満足してもらえる【味】を提供しましょう。