昨日に引き続き、キンクスの噺です。
今年3月に出版された「ザ・キンクス:書き割りの英國、遥かなる亜米利加」と「カーナビ―ツ物語」
そういえば、我が家にもキンクス本があったはずで、探したところ発見!
1999年11月シンコー・ミュージック発行、小松崎健郎著「ザ・キンキー・ファイル」サブタイトルが「キンクス、もしくは英国ロックの魅力ならびに栄光」258ページで3,000+税。
ひょったしたら、廃版貴重本になって、価格が高騰しているかと思いきや、古本は定価割れで、入手容易だった!
Amazonでの評価は低く、著者は、はじめにで「キンクスの評価ときたら、ここ日本では、極端に低いのが現状。この本はキンクスの熱心なコレクターやマニアの方だけを対象にしたものではないとの趣旨でスタートした」と書いていて、おわりにでも「これは本邦初のキンクス・コンプリート・ブックになる予定だった。いわゆるコレクター向けのデータ本。しかし作業を進めていくうちに、そういった内容の本を出すことにどれほど意味があろうか、とも思うようになってきた。」と念押ししていたのがキンキーでしたねwww
ちなみに、著者も「ザ・キンクス・ファイル」ではなく「ザ・キンキー・ファイル」としたとしているので、これはほめ言葉ですよぉぉぉ
「ザ・キンキー・ファイル」があったので、約20年後の今年出版の「ザ・キンクス:書き割りの英國、遥かなる亜米利加」はマニア向けとし「空前絶後のコンプリート・ガイド」と銘打ったのではないかと、、、、
なお、新作の責任編集の和久井光司もキンキーファイルでミュージシャンの裏方活動や文筆業について書いているが、キンクスについての文章は見当たらない!
新作もキンキーファイルには触れていない!が、理由なんか訊かないwww
この単行本の構成は次のとおり
Chapter1:ザ・キンクス
Chapter2:データに見るキンクス
Chapter3:キンクス以外のキンクス‐のようなもの
Chapter4:キンキー手法
Chapter1と2を充実させればキンクスマニアは納得したのでしょうが、3のインタビューは興味深かった
イカすロックの生き字引「ムッシュかまやつ」ゴロワーズを吸って語る。
キンクスの魅力について、
ギターのコード弾き、ユー・リアリー・とか、オール・ディーとか、リフがコードになっているところだね。音楽的にキンクスのどこが好きって、もうこれに限る。
シーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠
来日してレイさんに会ってから以降は、なぜかあまり、といっても昔と比べるとの話だけど、聴かなくなっていったんだ(笑)
ロスト・アンド・ファウンドとかラジオで流れたりすると、おっキンクスだって身を乗り出しはするんだけどね。
わかるような気がします、鮎川さんって、実直な方ですね!
また発見したのが
1982年2月25日、クリッシーと一緒の初来日
初日のセットリスト
1. Around The Dial
2. The Hard Way
3. Where Have All The Good Times Gone~ Tired Of Waiting For You
4. Come On Now
5. Destroyer
6. Yo Yo
7. Tokyo
8. Lola
9. Low Budget
10.Getback
11. Celluloid Heroes
12. Till The End Of The Day
13. Bernadette
14. All Day And All Of The Night
~encore~
15. Give The People What They Wants
16. Pressure
17.Twist&Shout
~encore~
18. You Really Got Me
おっ、Stop Your SobbingとDavid Wattsはやらなかったのか!
大阪でのライブでは聴いたような記憶が、、、
さらにマニアが喜ぶ情報も!
レコード盤のジャケ違い
希少盤も、、、
いやぁ、まいったなぁ
この本、流石シンコーミュージックと再評価」したいものですが、、、