今年3月24日に発売されたGS本「ザ・カーナビーツ物語」
同名のCDもあるが、グループサウンズFAN必見の書籍である。
4月初めに大阪梅田の書店に探しにいったが、まだ置いてなく、ディスクユニオンへ。
みあたらなかったので、店員に出してもらって、平積みされていたキンクス本と一緒に購入。
「ザ・カーナビーツ物語」は、デザインエッグ社が出版していて、ネットでは1980円(税込)ですが、定価が印刷されていない。
あれっと、思って調べてみると、デザインエッグ株式会社は東大阪市に本社を持つ、インターネット事業を主とした企業とか、、、自費出版に近いのではないか、、、
この本、Amazonでは3人が☆☆☆☆☆と高評価
それもそのはずで、カーナビ―ツのギタリスト、越川ヒロシが語ったエピソードを名和広(ヒロシ)が聞書きしていて、取りまとめたものですが、178頁で内容も充実していて、拙者も☆☆☆☆☆でござった。
ちなみに、名前は英国倫敦のカーナビ―トストリートが由来
カーナビとは全く関係がありませんが、タイトルのカーナビ・ビート・サウンドは誤解されるかも(笑)
ひょっとすれば、デザイナーが変換して、間違えたのかもw
GSもガソリンスタンドではありませんよ(笑)
タイトルの「しびれて♪」は、加賀テツヤとリンド&リンダーズへのオマージュですよね、、、
「ザ・カーナビーツ物語」は5章から成り立っている。
各章の時代のシングル盤など、各項目のタイトルを抜粋し、ちょっぴり紹介、、、、
CHAPTER1(1967年2月~8月)
① 好きさ好きさ好きさ/口笛天国(6月)
LP「ジャガーズ対カーナビーツ」(8月)
・アイ高野との邂逅
アイ高野の芸名の由来は、①一番好きな言葉の愛、②女の子が一番好きな瞳のeye、③自らのアイデンティティを大切にすべく英語の一人称のI
CHAPTER2(1967年9月~1968年6月)
②恋をしようよジェニー/お前に夢中さ(9月)③オーケイ!/クレイジー・ラブ(10月)④泣かずにいてね/チュッ!チュッ!チュッ!⑤恋の朝焼け/ハロー・ゲイリー(1968年2月)⑥愛を探して/ゴー・ゴー・ストップ(1968年5月)
LP「ザ・カーナビーツ・ファースト・アルバム」(1968年2月)
・ザ・タイガースとのジョイントコンサート 質実剛健のジュリー
タローは好青年と呼ぶに相応しいルックスでありながら、女の子にドギツイ毒舌をぶつける、所詮オラオラ系のタイプだった。
タローさん、昔から変わっていませんでした(笑)
ジュリー高評価はなるほどって、、、
CHAPTER3(1968年7月~1969年4月)
⑦ウム・ウム・ウム/モニー・モニー(8月)、⑧マイ・ベイビー/恋の想い出箱(10月)⑨オブラディ・オブラダ/お願いだから(1969年3月)
映画「恋人と呼んでみたい(日活)、嵐に立つ(松竹)、ある女子高医の記録妊娠(大映)、初恋宣言(松竹)」出演
・愛すべきヤンチャ小僧のショーケン
未成年から「飲みに行こう」なんて言われたのは、後にも先にもショーケンだけだった(笑)
CHAPTER4(1969年5月~9月)
⑩テルテル天国/真夜中の恋人たち(6月)
・新メンバー・ポール岡田の加入
・カーナビ―ツ解散へ
2009年に出版されたポール岡田の「HAIR 1969 輝きの瞬間」の証言と合わせて読むと、当時のバンドの状態がよくわかりますね。
CHAPTER5
グループサウンズOB座談会
ザ・ヴィレッジ・シンガーズの笹井一臣、ザ・モップスの三幸太朗、そして越川ヒロシ。司会は名和広。
付録の写真で知ったカーナビ―ツの後援会報、1周年記念リサイタルが何と50円だった!
いやぁ、まいったなぁ、、