ショーケン兄さんの追悼本や追悼文、今年の6月にユリイカから出版された「総特集◎萩原健一=ショーケンよ、永遠に」をみて「ショーケン追悼雑誌のNo.1はユリイカ!」と書いたが、9月25日に河出書房新社から「萩原健一: 傷だらけの天才」が文藝別冊KAWADEムックをみて、内容は一長一短はあって甲乙つけがたいが、「萩原健一: 傷だらけの天才」のほうがいいのではないか、、、、と書いた。
この本の骨子を創ったのが春日太一。
ウィキでの彼の経歴を引用すると
日本大学藝術学部放送学科に入学。在学時は一時期映画監督・石井輝男の書生を務めたことがある。東映の入社試験を受け、卒業論文のテーマは『仁義なき戦い』だった。卒業後は大学院に進み、テレビ時代劇を研究対象に定める。映像京都の撮影現場に半年間密着するなど時代劇撮影スタッフに聞き取り取材を行う。映画・ドラマのみならず、プロ野球やサッカー、プロレス、アイドルにも造詣が深く、、、 ただし、本業である映画・テレビドラマ・時代劇関連以外についての執筆(単著)は断っている。
で、「萩原健一: 傷だらけの天才」では、冒頭の2頁から99頁までが彼の編集、この本は223頁なので、骨子をまとめたと思いましたね。
彼の編集分の冒頭は、自身が書いた総論「俳優・萩原健一のあゆみ」で、その後の「ORAL HISTORY」での聞書きを踏まえてのものである。聞書きを行ったのが、岡田晋吉、竜雷太、石橋蓮司、伊藤俊也、佐藤幹夫、奥山和由、中島貞夫、室井滋、柏原寛司、訓覇圭といったところで、アニキのFANなら周知の方もいれば、きいたことがない人もいる。
室井滋さん、アニキとの縁が深い長谷川和彦監督夫人であるので、興味深かったが、ゴジや桃井かおりには、聞けなかったのか、聞けたがカットしたのだろうか、、、、
総論について、違和感はあるものの、春日太一、絶好調ですね(笑)
いずれにせよ、「傷だらけの天才」はアニキ追悼本のNo.1