▲来場者プレゼントのポストカード(か? 裏面は真っ白(^^ゞ)
監督は英国人、日英合作の映画である。
ウィンダミア@湖水地方はバックパックしょって行ったことあんねん (^^)v
2003年5月、London → Edinburgh → Windermere → London(+ Winchester)という行程だった。
この時はなぜか日本航空様のチケットが安く(手元の記録によると128,450円!!)手に入り、おそろしいことにNRT⇔LHRをJAL便で飛んだ。帰国時のLHRでのチェックインが日本人相手だったので、意思疎通120%だったのをよく覚えている(爆恥)
そして映画でもJALで飛んでいて、映画中ではリリー・フランキーが、昔懐かしい"JAPAN AIRLINES"のショルダーバッグをしょっている(笑)
今日は仕事帰りにステーションシティシネマへGO。梅田は激込みだったが、平日夜の劇場はスカスカ。
英国が舞台の映画なので、売店でロイヤルミルクティー(とチキンナゲット)を買って席に着く。ちなみに、コートはいまどきAquascutumのトレンチ(^^ゞ
ストーリーはこんな感じ。
兼三郎(演・リリーフランキー)は妻・明子(演・木村多江)の葬式で、しばらく疎遠になっていた一人息子の慧(トシ、演・錦戸亮)とその妻さつき、孫のエミに久しぶりに会う。開封された明子の遺言状には、明子が子どもの頃に好きだった「ピーターラビット」の発祥地であり、夫婦で行きたいと思っていた英国・湖水地方のウィンダミア湖に散骨して欲しいという内容が書かれていた。兼三郎とトシ一家は、明子の願いをかなえるため、イギリス北部の湖水地方にあるウィンダミア湖へ旅立つ。以下、ゴニョゴニョ...ネタばれ禁止(^^;)
リリー・フランキーって、どこにでもいそうでいないおっさんやねんなあ。そしてその奥さん役が、最近はチコちゃんの再現ドラマでしかほとんど見かけない木村多江さん。
そんな超演技派の二人に明治顔・錦戸亮を配し、もっと軽い映画かと思っていたら、映像はそうでもないが内容は非常に重い超正統派の作品だった。
明子に認知症の兆候が表れ、症状がどんどん進み死に至るまでが、回顧の形で描かれている。映画はその葬式のシーンから始まる。と、ちょっとネタばらし。
全体に最近の日本映画でよく見かける「これ、映画やなくてテレビ・ドラマでええんちゃうの?」という作りではなく、セリフで説明している部分が少なく演技・表情などの映像で見せていく流れは、英国人監督(パトリック・ディキンソン、という人)の手法なのか?
でもそれが劇場で観る映画のあるべき姿だと思う。
軽い気持ちで観に行ったら意外と濃い、そして「魅せる」(観せるとも?)映画だった。