『殿様は「明治」をどう生きたのか』(by 河合敦)、読んだ。 | 気が向いたときだけの大阪日記

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いわゆる「最後の殿様」が殿様でなくなり、その後の明治時代をどう生きたかということについて書かれた本である。「明治をどう生きたのか」とあるが、中には大正どころか昭和まで生きた「殿様」がいるのもびっくりびっくり

 

取り上げられている殿様は全部で14人。

 

まず一人目は会津藩・松平容保公である(← ここ反応するとこです>北陸方面の方(^_-)-☆)。さすがは超有名幕末殿様なので、書かれている内容は基本的にはドラマ・映画・小説等により知られているもので、とくに目新しいは話はない。

 

そして容保公の実弟、桑名藩・松平定敬(さだたか)が続く。

 

その他、徳川昭武、松平春嶽、山内容堂、徳川家達などメジャーどころも取り上げられている。

 

ま、そのあたりは「復習」レベルだが、広島藩・浅野長勲(ながこと)、蜂須賀茂韶(もちあき)、請西(じょうざい)藩・林忠崇(ただたか)になるとWikipediaで調べながら読んだりした(^^ゞ

 

なかでも請西藩・林忠崇についてはまず「請西藩ってどこやねん?」から始まった(爆恥) ちなみに千葉県木更津市請西ね。そしてこの林忠崇は広島の浅野長勲(昭和12年没)同様、なんと昭和まで存命していたのだ。

 

林忠崇の亡くなったのは昭和16年で、文字通り「最後の殿様」である。江戸時代に生まれ(嘉永元年、1848年)、明治・大正、そして太平洋戦争前夜まで生き(昭和16年1月没)、その間の時代の変遷を体験したことが羨ましすぎる(マジあせる)。

 

あと巻末に「江戸三百藩 最後の藩主総覧」というのがあり、「こんな藩もあったんかビックリマーク」「ここの殿様は〇〇氏やったんか!!」的に全部チェックしてしもた(爆)