気が向いたときだけの大阪日記

気が向いたときだけの大阪日記

タイトルのまんま、気が向いたときだけの不定期大阪日記です(笑)

 

 

▲これはセミ・セルフレジ。スマホ取り出して写真撮ってたら「お金を投入してください」と2度ほど機械に怒られた(爆恥)

 

 

(セミ)セルフレジのお話である。

 

個人商店以外、最近はほとんどセルフレジ(またはセミ・セルフレジ)やね。「セルフレジ」というのは自分でピッとやるやつ、「セミ」はピッはお店の人で支払いはお客さんというやつ。

 

うちの近所も、セブイレは2軒ともセミ・セルフレジ、スーパーも地場スーパー1軒を除きセルフレジ化した。ローソンはまだフル人間対応。

 

そこで見ていて思うのが、現金払いでお金を入れるとき、財布の中からあれやこれやと選んでいる人。

 

そんなん機械に任せたらええやん(笑)

 

まず財布の中の小銭をテキトーにぶっこむ。たいての場合は全部(^^;) それで足りなければ札を挿入。

 

あとは機械が計算してお釣りを出してくれる。しかも、最も個数・枚数の少ない硬貨・紙幣で。

 

という具合に計算に加えて、場合によっては逆両替もしてくれる(爆) ま、100円玉×5→500円玉には変わらない説もあるが。

 

このキャッシュレスな時代に、昭和の「ニッコリ笑って現金払い」(死語(^^ゞ)なおっちゃんの話でした(爆恥)

 

 

 

ブッダも笑う仏教のはなし - 笑い飯哲夫 -

https://books.rakuten.co.jp/rb/13591826/

 

 

個人的に笑い飯哲夫のイメージといえば、奈良で一番カシコの学校・県立奈良高校卒ということで、めちゃめちゃビビるとともにめちゃめちゃ尊敬している(^^ゞ

 

中学校のとき、うちの学年は4クラス・150人だったが、そのうち奈良高に行ったのはたしか3人。上位2%である。

 

今は奈良県も私学が跋扈しているので、昔ほど奈良高にカシコが集中することないだろうが、かつてはそれくらいカシコ学校だった。もちろん今でも十分にカシコ学校である。

 

それにしてもこの本、内容盛りだくさんで頭がパンクしそうになる(笑)

 

盛大にボケをかましながら、思いっきし口語体関西弁で書かれていて、さらに行間余裕があるのでだまされるが、内容はハンパなく濃くて深い。

 

これまた今まで何度か登場した「偕成社 児童伝記シリーズ」で「おしゃかさま」を読んだので「そんなん知ってるわ」な内容もあるとはいえ、中学校までの社会や高校の日本史の知識を総動員しても大半は「へぇ~」である。

 

そしてブッダやその弟子たちは、なぜかみな大阪弁であり、お釈迦様もお釈迦「さん」、仏様も仏「さん」になっている。まさに哲夫ブッディズム(爆)

 

タイトルにある「仏教のはなし」で仏教のなんたるや、なにを説いているのかから始まり、仏教の各宗派の話や仏さまの種類やランク、言葉の定義が盛りだくさんである。実は仏教用語が語源だった言葉もいろいろあり、「へぇ~」の連続。

 

学校の教科書や参考書だけではわからない仏教の教養知識も、たとえ話で上手く説明されている。だが、中にはたとえがベタすぎて理解不能なものもあるけど(^^;)

 

その他、様々な仏教用語の正式名称が説明されているのは、正式名称・フルネーム好きとしては嬉しい。

 

小乗仏教の正式名称は「上座部仏教」だとか、般若心経のフルネームは「摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみつたしんぎょう)」だとか、祇園精舎は「祇樹給孤独園精舎(ぎじゅぎつこどくおんしょうじゃ)」とえらい長くなるとか、覚えても死ぬまでに一回使うかどうかわからないような知識を、つい詰め込みたくなる。

 

「祇樹給孤独園精舎」のところでは、祇園精舎には鐘がなかったという定番ネタもぶっこんでくる。

 

その他に「ほんとはこんな名前やねんで」みたいな話わんさかがあり、笑い飯哲夫も本書の中で「知識のひけらかし」を(ほぼ)推奨しているのでいいかも。

 

ちなみに父モーツァルトやターナー(英国の画家)のフルネームは、たまーに使える(でもだれも聞いてないと思う)ことがあるし、ターナーは意外とその完全フルネームでの記載は多い。

 

ほかにも帯にある「居酒屋で使える仏教雑学まで解説」というのが、これまた意味もなく無駄な知識欲をくすぐる。

 

「四苦八苦」の四つの苦と八つの苦とは?や、意外とかわいい空海の本名(俗名)、談山神社の「談山」の由来、「お釈迦になる」の語源、木魚はなぜ魚なん? その他ぎょーさん。

 

関西人、というか大阪人なら聞いたことがある「まんまんちゃんあん!」が「南無阿弥陀仏」の意味だったというのにはポカーン。そそそ、そうやったんかいな(@_@)

 

「言って委員会」でちらっと流れた、東大生たちも「おおおっっ!!」と感嘆の声を上げた「煩悩と四苦八苦の関係」の話も出てくる。

 

ただ、笑い飯哲夫が奈良出身で大阪で仕事している人なので、奈良や大阪(と関西エリア)のローカルな話が日常会話的に出て来るが、関西・近畿以外の人は理解できるるのだろうか? しかも全国レベルでメジャーな京都の話はほぼない。

 

そんな中でいちばんコケたのは、「大日如来」を説明するところでかましてきた「大阪中央環状線と国道一号線の交差点(※)にいた人なんでしょうか?」という小ボケ。涙が出そうにウケた(大爆)

 

 ※ その交差点に地下鉄とモノレールの大日站があり、住所は守口市大日町。

 

とにかく見かけによらず内容盛りだくさんなので、宗教としてではなくても歴史・風俗として仏教に興味のある方、どーでもいい小ネタ・豆知識好きな方、ページ数も少ない(221ページ)し文字大き目・行間広めなので、お時間ありましたらどぞ(^^♪

 

 

▲大ホールもなにも、1コしかないんですけど(笑)

 

 

■シベリウス : 交響詩「フィンランディア」op.26
■シベリウス : 交響曲第5番 Es-dur op.82
■チャイコフスキー : 交響曲第4番 F-moll op.36

 篠﨑靖男/オーケストラ・モデルネ・京都

 29.09.2024, Nagaokakyo Memorial Cultural Hall, KYOTO

 

 

だ~い好きなシベ5。

 

ほんで指揮は、数年前うちの大学のオケを振っていただいた篠﨑靖男先生である。その節は後輩たちがお世話になりましたm(__)m

 

ホールはこれまたお初な長岡京記念文化会館。収容人数1,000名の小さめホールである。

 

最寄站は、戦前はおけいはんだった阪急京都線の長岡天神站。乗換案内で調べて、特急停車站ということが判明してびっくり。梅田…高槻→長岡天神→桂…河原町と停まる。

 

高槻と桂は分かるが、長岡天神ってそんな重要な站なのか?と、住民の皆さんに失礼なことを考えてしまった(笑)

 

 

コンサート前に腹ごしらえ。

 

今日はニクの日なので、長岡天神站前の松のやさんへ。気絶防止のため、軽めなささみかつ定食730円のボタンをポチッとな。

 

 

美味っ(^^♪

 

小皿をもらってソースでも食ってみたが、やっぱり最初についてくるタルタルソースの方が断然美味かった。ごちそーさまでした。

 

 

▲長岡京記念文化会館。https://www.nagaokakyo-hall.jp/

 

 

今日はこんなところへ座ってみた。ケッコー好きな場所。甲子園でいえばアルプス席みたいな位置(意味不明)

 

 

お客さんの入りは1000人収容のところ、6~700人くらいと思われ。

 

編成は下手側のCbはよく見えないが4本。あとストバイ×5プル、対向配置でセコバイ×4プル、チェロ×2プルってとこかな。センチュリー響と同じくらいである。

 

そんな小さめの編成だが「フィンランディア」は管・弦ともすっげー鳴っていて、このオケ上手いぞ。特に金管はレベル高いと思った。

 

そして弦も全員ちゃんと弾けてるみたい。って、それが本来あるべき姿(^^ゞ

 

2曲目は個人的に本日のメインのシベ5である。

 

現役時にうちの大学オケでも演った曲で、もー耳タコ状態で聴いているのでハズす場所まで完全に覚えているが、その場所に来ても全くハズさない。当たり前か(爆)

 

ビシッと引き締まって分厚く盛り上がる、すばらしいシベ5だった。

 

と、プログラムを読むと篠﨑さん、シベリウス国際指揮者コンクール第2位(2000年)、しかもフィンランドのオケ(Kymi Sinfonietta)の音楽監督・首席指揮者もされていたらしい。失礼いたしました(^^;)

 

そして今日も1楽章終わったところで拍手出ました。先日の墨染響同様、学生オケ起源ではない純粋市民オケのコンサートあるある。でも、そーゆー素朴な雰囲気、好きです。

 

後半のチャイ4冒頭、6本(アシ×2本)のHrの炸裂がすごっ(゜o゜)

 

シベ5と比べると弦が何か所かオットット(2楽章では目が覚めるくらいなのが)な部分はあるものの、それでも全体で見るとかなり上手い。

 

篠﨑さんって舞台登場から引っ込むまで、指揮者でたまーにいる「指揮者ってカッコイイでしょー」的なやらしいセレブ感がなくフツーの人なので、個人的に好感が持てる。

 

そしてアンコールは、バスクラの人がこそこそっと出てきたので「こりゃ、くるみ割り人形だな」と思っていたら、予想通り「葦笛の踊り」だった(^^)v

 

フィンランディアと交響曲2曲という濃ゆいメニューだったが、聴きごたえのある演奏のおかげで気絶することもなく、よかったよかった(再爆)

 

 

 

 

人生初坂口安吾である(^^ゞ

 

先日読んだ本(これだかあれだか忘れたが)に話が出ていて、突如坂口安吾に手を出した。

 

タイトルの『白痴』(変換候補に出ない。コンプライアンスってやつですか?)『二流の人』の他、『木枯の酒蔵から』『風博士』『紫大納言』『真珠』『風と光と二十の私と』『青鬼の褌を洗う女』の計8作品が収録されている。

 

どの作品も独特のアンゴ・ワールド感が漂う。

 

ちなみに「二流の人」「白痴」は「真珠」と「風と光と二十の私と」の間にある。

 

ふつーに頭から、つまり「木枯の酒倉から」から読み始める。

 

ななな、なんじゃこれわ!! もー全くわけわからん\(◎o◎)/! 

 

なんだか文字面だけ追って靄がかかったような感じで終わり、「風博士」へ突入する。がっ、これまた手におえない。

 

坂口安吾は「木枯の酒倉から」で文壇登場(←最近聞かない「文壇」という言葉にちょっとカンドー)し、二作目が「風博士」である。

 

デビュー作と二作目がいきなりこの調子とは、坂口安吾畏るべし(ーー;)

 

次の「紫大納言」は、やっとこさ落ち着いてきた。天女が出てきたりする、平安時代のおはなし。

 

この辺りまで来て巻末の解説に目をやると「作品解説」があり、各作品を簡単に解説している。そこで最初の二作品「木枯の酒倉から」「風博士」の概略というか解釈というかが、なんとなくわかった。

 

その作品解説の前段の「坂口安吾―人と作品」という文章で、文芸評論家・奥野健男氏(これまた久しぶりに聞いたお名前)が「木枯の酒倉から」について「ほとんど小説の態をなしていない自ら悲鳴と称するもっと原初的な文学表現」と述べ、「風博士」にいたっては「およそ従来の小説概念に反したナンセンスそのものの漫画である。」とバッサリ一刀両断。

 

もちろん高評価の裏返しとしての愛情ある批判だとは思うが、えらい言われようである(爆)

 

という感じでこの本は巻末解説の役割は大きく、まず作品自体を読んでみて「よーわからんなあ」となったら、そこでいったん止めて解説を読むという方法がお勧めかも(^^;)

 

「白痴」はさすがの読み応え。というか、だんだん坂口安吾に慣れてきた??

 

それにしても後の「青鬼の褌を洗う女」同様、空襲の描写は生々しい。最初の二作品とは違い、ぐいぐい引き込まれる。

 

「二流の人」は黒田如水(官兵衛)の話だが、途中如水をほったらかしにして秀吉・家康にかなり脱線(??)している。その秀吉・家康と違って天下をとれなかった人という意味だろうか、黒田如水を二流の人といいきり、いわゆる司馬遼太郎スタイルとはちょっと違った黒田官兵衛という点がおもしろい。

 

ちなみに謙信についても「大いに大義名分だとか勤皇などと言いふらすが全然嘘で、実際はただ「気持ちよく」戦うことが好きなだけだ。」と容赦ない。

 

最後の「青鬼の褌を洗う女」は、ラスト3ページというところでやっとこさ青鬼が出てくる。主人公の「私」のモデルは坂口安吾の妻・三千代と言われているが、坂口安吾自身は否定している。

 

ここんとこ軽い小説が続いたところへ、かくのごとく坂口安吾である。頭がびっくりしたのかすっげー疲れた。ベートーヴェンやチャイコフスキーが続いていたところへ、シェーンベルクやウェーベルン聴きに行ったみたいな感じである(爆恥) 

 

 

 

 

 

天満橋の大阪マーチャンダイズマートビル(OMMビル。今でも小学校の時に習ったまんまフルネームで呼んでしまう)の地下、レストラン・フロアのハンバーグ屋さんでランチ。メニューのメインはハンバーグだが、カレーその他洋食系もちょっとあり。

 

ご注文はサービスランチ・煮込みハンバーグ880円也

 

グツグツ音ともに煮込みハンバーグ着盆(笑)

 

黒毛和牛と国産もち豚使用、そしてだ~い好きなてごね・粗挽きタイプのハンバーグをハフハフ、うんまっ。デミグラス・ソースが、クセのないややあっさり系(かな?)なのがよい。

 

ふと周りを見ると牛すじカレーを食べている人が多く、人気メニューなん?とハンバーグ食いながら気になった(爆)


ごちそーさまでした。


 

 

 

 
 
テレビかレンタル・ビデオかは忘れたが、観たことがある。
 
なのでストーリーは把握していたにもかかわらず、ぐいぐい引き込まれてしまった。
 
最近は韓流映画も以前ほどの勢いはないが、「JSA(2000)」「猟奇的な彼女(2001)」「シルミド(2003)」「ラブストーリー(2003)」「私の頭の中の消しゴム(2004)」、そしてハン・ソッキュ主演の「8月のクリスマス(2005)」あたりはすさまじかった。
 
その韓流映画ブームのきっかけとなったのが、この1999年の「シュリ」だった。
 
いやー、ハン・ソッキュもソン・ガンホ(←「パラサイト 半地下の家族」のお父さんの人)もかっちょえー(笑) あの両手でガシッと銃を構えるスタイルが「シュリ、キターーーーーー」って感じになる(^^;)
 
そして銃撃戦の量と迫力がハンパないが、観ていて「こんなにぶっ放してたっけ?」と自分の記憶力の悪さにあせった(^^ゞ 
 
先日の「男たちの挽歌」より「シュリ」のほうがドンパチがすごい(爆)
 
南北分断と朝鮮半島統一、朝鮮秘密工作員の活動という問題をテーマにし、そこへ韓国情報部員と朝鮮女性工作員の悲哀を絡め、見事に作品化している。名作である。
 
観終わった後、劇場(今日はシネマート心斎橋)を出て歩きながら、建物の陰から撃たれないか、すれ違う一人一人の動きをチェック(もちろん黙視で)したり、しばらくの間ちょっと「シュリ」モード入ってしもた(爆恥)

 

 

 

 

 

ハイハイタウンとともに、再開発大流行の大阪に最後に残った秘境ビルといわれる、大阪駅前ビル内のイタリアンのお店である。

 

あの呑み屋だらけのサラリーマン御用達ビルの中にこんなお店があるとは、ちょっと驚き。

 

今宵は「トラディツィオナーレ」というコースを所望。

 

【スープ】 サツマイモのポタージュスープ
【前 菜】 炙りカツオのカルパッチョ
【パスタ】 フレッシュポルチーニ茸のタリアテッレ
【お肉料理】 鴨肉のロースト ~ 黒トリュフソース ~
【デザート】 ティラミス、コーヒー

 

とくに珍しいものはない(笑)

 

そして一番美味しかったのはパスタとデザート(^^ゞ ようはそういうお店なのだと思う(爆)

 

お店の方の対応はすごく感じよかった。ごちそーさまでした。

 

帰るときにはほぼ満員。場所柄、どのテーブルもサラリーマンの宴会風に盛り上がっていた。

 

やっぱし大阪駅前ビルだった(再爆)

 

 

 

■チャイコフスキー : ピアノ協奏曲第1番 b-moll op.23

■ラフマニノフ : ピアノ協奏曲第2番 C-moll op.18

 Pf : アレクシス・ワイセンベルク

 カラヤン/パリ管弦楽団(Tchaikovsky)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Rachmaninov)

 02.1970, Salle Wagram, PARIS(Tchaikovsky)、21-27.09.1972, Jesus Christus Kirche, BERLIN(Rachmaninov)

 

 

昔から有名な録音だが、先日あるところで聴かせていただき「なんじゃこれ!!」となりお買い上げ。

 

ヤフオク・ブックオフ1号館 ヤフーショッピング店さんで1,487円→200円引きクーポン利用で1,287円で即落札。

 

中古だがDISC自体はキズひとつなくめっちゃキレイで、さらに帯(というのか?)付き。でもケースは日焼けしていた(笑)

 

オケ仲間から聞いていた話に加え、70年代初頭のEMI録音ということからなんとなく想像はついていたが、ピアノはバリバリ弾き、カラヤンもパリ管ベルリン・フィルを鳴らす鳴らす(^^;) 

 

ソロもオケも、とてつもなく豪快かつゴージャスな音楽を聴かせてくれる(爆)

 

雄大なスケール感はハンパなく、チャイコフスキーは第一楽章だけで23分かかっとる。ふつうは20分くらい。

 

ここで勘違いしてはいけないのが、オケがパリ管という点である。

 

「カラヤン」なのでボーッと聴いていると、あまりの鳴りっぷりに「ベルリン・フィル、やっぱすっげーな」となるのだが、ふと「あっ、ちゃうちゃう、パリ管や」と気が付く(爆恥)

 

終楽章コーダに突入する前のバカ盛り上がりの部分、まさにバカ盛り上がりである。

 

パリ管の録音はいろいろ聴いたが、このチャイコフスキーに匹敵(なにが?)するのはミュンシュのブラ1くらいだろう。

 

ラフマニノフも似た感じの味付けになっている。

 

初めて買ったラフマニノフの2番、ルービンシュタインのテクと"弾丸"ライナー、そしてオケはシカゴ響という、きっちりインテンポで堅いラフマニノフとは対極の演奏である。

 

チャイコフスキーもラフマニノフも、アンチ・カラヤンの格好の餌食となるような録音だが、個人的には最も好きな演奏スタイル。

 

ただ、聴き終わって、疲れから思わず「ふぅ~」と息をついてしまう(^^ゞ

 

 

 

 

おひとりさま、『おひとりさま日和』を読む(爆)

 

6人の女性作家が「おひとりさま」女性をテーマに書いた短編集、いわゆる「アンソロジー」というやつである。

 

ちなみにこの6人のうちで作品を読んだことがあるのは岸本葉子さんだけだが、その読んだ2冊(これこれ)ともこれまたテーマが「おひとりさま」って、そういう作家さんなのか?

 

6人の著者と作品、主人公女性のプロフィール(?)はこんな感じである。

 

■大崎梢 『リクと暮らせば』 84歳、戸建て住まい、夫は7年前に死去

■岸本葉子 『幸せの黄色いペンダント』 68歳、結婚歴無し、分譲2LDKマンション暮らし、区の図書館で週2日アルバイト 

■坂井希久子 『永遠語り』 48歳、東京唯一の村(西多摩郡檜原村か)で草木染め作家、結婚歴無し

■咲沢くれは 『週末の夜に』 57歳?(記述から計算(^^ゞ)、14年前に離婚、大阪の中学校のセンセ、梅田だ淀屋橋だ環状線だとか出てくる(笑)

■新津きよみ 『サードライフ』 年齢は「70歳近い」とだけあり、夫は2か月前に死去して栃木の戸建てでおひとりさま

■松村比呂美 『最上階』 53歳、結婚歴無し、先月大学の非正規事務員を退職、65㎡・2LDK賃貸マンションにおひとりさま(広っ!!)

 

という具合に、自分の意思でおひとりさまな人、夫に先だたれておひとりさまになった人など様々。

 

ただ共通するのは、どの作品の女性もけっして引き籠ることなく、ご高齢な方も社会とのつながりを持ち社交的な点である。

 

どの話もたいしたゴタゴタやドロドロもなく、まさにカバー裏にあるような「思わず笑わせられたり、ほっこりしたり、しみじみしたり」できる6つの作品なので、安心していろんなおひとりさまライフスタイルを読むことができる(^^;)

 

 

▲これの左の方。

 

【アジア オーケストラ ウィーク 2024】

■メンデルスゾーン : 「真夏の夜の夢」序曲 op.21
■ラヴェル : ピアノ協奏曲 ト長調
■コー・チェンジン : シンガポールの光
■ベートーヴェン : 交響曲第5番「運命」C-moll op.67

 Pf : エレーヌ・グリモー

 ハンス・グラーフ/シンガポール交響楽団 https://www.sso.org.sg/

 19.10.2024, Kyoto Concert Hall, KYOTO

 

 

もともと11月の沖澤のどかさん指揮の京響定期(ブラームスのセレナーデ第1番とベトコン)へ行くつもりだった。

 

ところが、その沖澤のどかさんご出産(おめでとー\(^o^)/)のため、指揮者とメニューが変更になった。

 

代打の鈴木雅明(雅之とちゃうよ。ま、そっちも好きやけど(笑))とドボ6(ブラームスのセレナーデ第1番から変更)も悪くはないが、ふと見るとその1か月手前になんと、シンガポール交響楽団の来日公演を発見。

 

しかも指揮はハンス・グラーフ、エレーヌ・グリモーのピアノで、「真夏の夜の夢」序曲だラヴェルのピアコンだ、そしてメインに「運命」ときたもんだ。思わずポチっ(爆)

 

Singapore Symphony In Concert – Kyoto, Japan

https://www.sso.org.sg/whats-on/singapore-symphony-in-concert-kyoto-japan

 

ハンス・グラーフは、むか~し('88)モーツァルテウム管弦楽団の来日公演で聴いた。モーツァルトとビゼー、すばらしい演奏だった。

 

アジアのオーケストラ好きだし、しかも一推しの新嘉坡交響楽団。こりゃあ、楽しみだ(^^♪

 


 

9/10の各方面の報道によると。エレーヌ・グリモーはコロナ・ウイルス感染で来日不可になり、9月後半のリサイタルやN響定期への出演が中止になった。

 

新嘉坡交響楽団との公演に関してはなんの発表もない(来日直前の新嘉坡公演含めて)が、コロナは人によって回復度合いが違うので、無理しないでほしいね。