4月にお参りしました長谷寺のつづきです。
長谷寺の参道の少し入った所に法起院の山門があります。

法起院は大和の長谷寺、鎌倉の長谷寺をはじめ諸国に四十九ヶ所の寺院を建立されました徳道上人が晩年の住まいとし、八十歳の時、境内の松の木から「法起菩薩」と化して飛び立ったと伝わります。

本堂(開山堂)
御本尊は上人ご自作と伝えられる上人尊像を泰安しています。

養老二年(718)の春、突然の病のために仮死状態にあった上人は、夢の中で閻魔大王にお会いになり、悩める人々を救う為に三十三ヶ所の観音菩薩の霊場を広めるように委嘱され、三十三の宝印を与えられて仮死状態から解放されました。人々は上人を信用しなかったので、やむなく宝印を摂津中山寺にお埋めになったと伝えられています。
二百七十年後の永延二年(988)に花山法皇がこの宝印をお堀り出しになり、今日の三十三ヶ所を復興なさいました。
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慈抱観音
こちらのお堂に弘法大師と馬頭観世音が祀られています。

末広稲荷大明神

地蔵尊像
古くからの信者などから寄進され、立ち並ぶ地蔵尊。周囲には水子供養を回向する小さな地蔵像が多数奉納されています。

弁天は金運、福知、延寿のご利益があると信仰されています。

仏足石

布袋さま

上人御廟十三重石塔の周りは、西国三十三ヶ所観音霊場お砂踏みがあります。

こちらで御朱印頂きます。

西国番外の御朱印頂きました。
草創1300年の記念印は閻魔大王です。

徳道上人の御朱印頂きました。
こちらは宝印を頂いたときの印です。

小さな境内ですが、見所いっぱいのお寺でした。