「ざんげと招福の水場」がありました。
錫杖を手にする白衣観音のもとに、清浄水が引かれています。
清浄水は、罪を洗い流してくれる霊水で、懺悔し穢れを洗い流してから、福を招くため祈るようです。
楼門は室町時代の永正6年(1509)建立
欄間は牡丹と菊の彫刻されてます。
楼門を抜けると結縁坂(けちえんざか)
231段あり、江戸時代の豪商として知られる紀伊国屋文左衛門が若い頃、母を背負って紀三井寺にお参りをする途中、草履の鼻緒が切れて困っているところ鼻緒を取り換えてくれたのが、和歌浦湾を挟んで向かいにある玉津島神社の宮司の娘「おかよ」さん。これがきっかけで2人は結ばれ、宮司の出資金を元にみかんと材木の商いで豪商へ大出世したと伝えられています。
また、結縁坂は女厄除坂33段、男厄除坂は42段、還暦厄坂の60段にも区切られてます。
階段の右てに「穀屋寺」
地蔵菩薩と聖徳太子をお祀りしてます。
「普門院」
七鈴観音(十一面観音菩薩)をお祀りしてます。
松尾芭蕉の句碑
「見上ぐれば 桜しもうて 紀三井寺」
「清浄水」
清浄水の井水は紀三井寺開創の頃、為光上人の前に忽然として出現した美女が、身を投じて龍に化身したと伝えられています。
日本名水百選!紀三井寺三井水は幟にあるよう
清浄水(しょうじょうすい)と楊柳水(ようりゅうすい)と吉祥水(きっしょうすい)です。
「楊柳水」
応同樹(タブノキ)は為光上人が竜宮で竜王から贈られて持ち帰った霊木とされています。
為光上人が竜宮で、もらったの宝物は鈴、五鈷、錫杖、梵鐘、法螺貝、応同樹、七本桜の7つだそうです。
「宝蔵院」