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セラピストだより 2023年2月5日号
パッション
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あるてみすてんぷるの沙羅です。
先月のブログにも「日曜日の初耳学」の記事を書かせていただきました。
その記事がこちら
林先生が熱烈オファーして実現したインタビューの方々のお話は
異業種ではあるものの大変感銘することが多いので気になるものは
拝見するようにしています。
そして今回も非常に感銘した方がいて。
その方は産婦人科医の金尾祐之先生。
子宮がんで日本一手術件数が多い先生とのこと。
金尾先生しか最後手術をしてくれる先生がいない、と最後の砦となっているようです。
先生がおっしゃるには「自分のために生きたい、という人はほとんどいなくて
家族のために生きたい、と思う人が多い」とのこと。
私も女性のセラピーをさせていたいて思うのが、家族のために、
特にお子さんがいらっしゃる場合。
お子さんのために生きたい、とおっしゃる方が多い。
それに家族のために私が浄化しなければいけない、とおっしゃる方多い。
意識は繋がっていますので自分が浄化されれば自ずと家族にも反映されるのです。
また金尾先生にどのような意識で望んでいるかと伺うと
「どれだけこの患者さんを助けたいかと思うパッションだ」と。
まことに^^
出会う方とは一期一会の気持ちで臨んでいます。
長いことお付き合いになる方々がいる中で、ワークショップだけの
出会いとなる方もいる。
その中で一つでもいいから、心に残るものを持っていただきたいと
思いながら行っています。
そして祈る。
また、金尾先生はトマト農家さんのことを例にあげながらお話されていました。
それはトマトが甘くなるために音楽をきかせていると甘さが違うというのを聞いて、
それをするにはず~っと考えていると思うんですよ。
常に自分の考えをそこに集中できる。プロ意識。
自分がしたい、なりたいと思うものに突き進むプロ意識。
そこがパッションではないかな、とも。
そのために手術の前日は手術の縫合を必ず家で練習する。
またお酒を飲んで手術に望むということもあり得ない、ともおっしゃっていました。
私の尊敬している方がいまして^^
その方もずっとクライアントさんの事を考えていらっしゃいます。
どうしたら皆さんが良くなるのか?
こうしたらどうなるのか?と次々と学びを進めながらも自分の道を構築されている。
以前どうしてそのように突き進むことができるのか?と伺ったことがあります。
すると一言「信念」と。
頭をハンマーで殴られたような感じでした。
果たして自分はここまでの信念をもって望めているだろうか?と
深く考えさせられたのです。
賛否両論あるなかでどこまで自分の信念を持ち、私のやり方はどうだろうか?
しかしこのやり方で楽になる、あるいは助けられる方がいるのであれば
それは良しとなるのではないか、と常に自問自答しながら進むのだと思います。
私は臨済宗の寺に生まれ、両親が厳しくぶっ飛んでいた人たちでしたので
とても辛い思いをしました。
ずっと許せなかったのですよ。アンビバレンスなことばかり言うのです。
しかし、外では良い人になっているのが。
今思うことがあるのです。
それはあの両親のもとで生まれたおかげで、そのアンビバレンスな心理を
子供の頃からずっと探究してきたのです。
言行不一致にはしたくない、という思いが強くなったのは反面教師ですね。
しかし、この探究のおかげで今の仕事に生きているのです。
大変だった幼少期が実は無駄ではなかったということです。
この方の真意はどこにあるのか?とずっと探究するわけです。
時間さえあれば考えるのです。
講座でお話すること、今は「自己の神性講座」であったり「観音経」をお話
させていただいている。どうしたら皆さまに分かりやすく伝えられるのだろうか?
とか皆さまが躓いた時、どのような例を出したら分かりやすいか、
どのような言葉で伝えたら響くであろうか、と常に考えているのです。
ありがたいことにふとした瞬間を越すと言葉が下りてくるのです。
あ~、そういうことか、とかこのように伝えてみようか、とか。
神さまっているんだな、と思う瞬間でもあります。
とにかく考えて考えて考え抜く。
また有難いことに今一緒に学んでくださっている方に意見を求めると
こうしたいです、とかこうしたらどうでしょうか、とアドバイスをくださる。
それも一緒に行っている皆さまのためを思って一緒に進みましょう、
と強く思ってくださっている。
本当に神の配慮だな、と^^
金尾先生のような方がいらっしゃると本当にありがたいですよね。
ただし、病は自分が作っているものなので自分の食や思い癖も
顧みるということも忘れずに^^
またTVの製作者側の言葉に「仕事に向き合う全ての人に役立つ考え方」という
ものがありました。
これには私は異論があり、仕事に向き合う人だけでなく、学生でも主婦(主夫)でも
リタイアされた方でも全ての人に当てはまる考え方だと思います。
どれだけ自分の人生を自分というはからいを無くし人のことが考えられるか。
そこが考えられるようにパッションを向けることができたなら
この世界は変わりますよね♪