FT8をやってみた話 | 「おおさかCB1456・JQ3BAK」のブログ

「おおさかCB1456・JQ3BAK」のブログ

Free Licence Radio Station & Amateur Radio Station

遅ればせながら当局もアマチュア無線のFT8(デジタル通信)をやってみた。

というのも,この23日(土)・24日(日)はずーっと雨。今年に入ってから1番の本格的な雨ではないだろうか。外に出る気にもならず・・・。

そこで,先週せっかく「きょうとFS01局」に手動カプラを譲っていただいたこともあって,今まで出られなかった周波数に出ようということで,FT8をやってみたわけである。

 

もともと,Turbo HAMLOGとの連動用にIC-7300MとPCがUSB接続されているので,あとは,WSJT-Xをインストールして初期設定。コールサインの設定のほか,リグのサウンドボードとCAT制御をWSJT-Xに覚えさせる。リグを3.531MHzに合わせてアンテナの同調をとり,USB-DATAモードにすると早速出てくる出てくるたくさんのQSO。

CQ局を呼んでみる前にネットで一通り,QSOに使うセリフを調べたりするのだが,既にWSJT-Xにはそれが全部セットされている。出て来たコールサインをクリックすると勝手にQSOが進む。

 

電話に翻訳すると多分こんな感じ。

CQ J+++++ PM74 「CQ こちらはJ+++++ PM74(グリッドロケーター)からです。」

J+++++ JQ3BAK PM74 「J+++++ JQ3BAK PM74からです。」

JQ3BAK J+++++ +01 「こちらからレポート+01dBです。」

J+++++ JQ3BAK R+04 「了解しました。こちらからは+04dBです。」

JQ3BAK J+++++ RRR 「了解しました。」

J+++++ JQ3BAK 73 「ありがとうございました。73。」

JQ3BAK J+++++ 73 「こちらこそおおきに。失礼します。」

 

PCの時計を正確に合わせておくようにとあちこちに書かれているので,なんだろうと思ったら,15秒ごとに送信と受信が変わるのである。つまり,J+++++局が毎分00秒と30秒に送信するのに対して,JQ3BAKは毎分15秒と45秒に送信するという仕組み。なので,1回のQSOに1分半ほどかかることになる。

 

ピーという甲高いトーンが副搬送波。200Hz〜2900Hzまでの任意の周波数のトーンにセリフをのせて送っている。

 

基本的にコールサインをクリックすると自動でQSOが進むのだが,たまに途中で同じセリフを何度も繰り返してしまう場面が。これは途中でコンディションが急落するなどして,相手局から来るはずのセリフが来なかったときに起きる現象。こんな時は諦めて手動でQSOを打ち切る必要がある。放っているとずっと同じセリフを繰り返すのである。

逆に「あぁ〜呼んでくれてるけど,こっちから届くかなぁ厳しいなぁ・・・。」というのも見ていればわかるので,そんなときにJ+++++ JQ3BAK 73と返ってくると「よっしゃ!」とガッツポーズしていることもある笑

 

最新のTurbo HAMLOGとWSJT-Xを連携させると,WSJT-XからHAMLOGにQSOデータを流し込むこともできて,HAMLOGにログをとっておくこともできる。WSJT-X自体にもロギング機能があって,ADIF形式で取り出せるらしい。というかこのADIFをHAMLOGが読みに行っているのかな・・・?

もし相手局がHAMLOG E-Mail QSLに対応していれば,メールですぐさまQSLを送ることもできる。

紙のQSLカードの交換の約束はできないので,どうしたら良いものかと思ってこれまたネット検索していたところ,国内QSOでは,紙カードを発行している局もたくさんおられるとのことで,当局も一応発行することにした。(JARL.COMで検索をかけて,ビューロ転送ができない局は除く。)

 

こんな感じで,2日間で97局とQSO。人間がやる操作は同調をとってしまえばあとは画面をクリックするだけなので,味気ないと言われればそれまでだが,これはこれで届く・届かないの微妙なところを楽しんだりとかがあっておもしろいものである。

 

そんなことをしている間に,ついにこの2日間,一歩も家から出ることなく終わるのであった苦笑