もう乗れない路線。廃止された根室本線(富良野ー新得)の前面展望
廃止された鉄道路線のネタなので悲しい曲を流してください。夕暮れの「かなやま湖」のほとりを、列車がトコトコと走る。そこから眺める車窓が好きであった....。北海道内で言うと、朱鞠内湖に沿って走っていた深名線や池田町と北見市を結んでいた「ちほく高原鉄道」も思い出す。懐かしい....。私は若い鉄道ファンに対して次のように指導している。それは、鉄道は廃止されてしまうと、もはやお金を山ほど積んでも乗れません。旧型車両も然り。これらは、廃止される前にさっと乗ってしまいましょう。そのため、できるだけ、するべきことの優先順位を上位に持ってきたほうがいいと。笑。話ついでに蒸気機関車の話。かなり貴重なビデオ映像。SLといえば、ローカル線をのんびりと走る姿を想像するが、この機関車(C62)は12両もの客車を従えて時速95kmで走行しているとのこと。平坦な直線で路盤がしっかり安定している、近代的路線であれば、古いSL(1948年設計、今から76年も昔)といえども、結構なスピードを出せたことには驚かされる。また、よくぞ、機関車の巨大な車輪を回す「連結棒」が折れないものだ。実は、これは失われたテクノロジーらしく、連結棒は基本的に曲がってはいけないが、それでも微妙にしならないと、金属疲労でバキッと折れてしまうそうだ。今となっては、焼入れ後の「焼戻し」加減の”ちょうど良い塩梅”がわからないそうだ。これも失われたテクノロジーと言える。というより、CAD(キャド、コンピュータ支援設計)がない時代、手書きの設計図で一体、どうやって設計したというのか???(CAD)(画像借用元)AutoCAD 線種www.ellipse.ne.jp計算にしても、表計算ソフト「EXCEL」どころか、電卓(世界初は1963年らしい)すらなかったのです。ということは、算盤&筆算していたのしょう。まったく、頭痛がしてきました。
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